29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり43銘柄、値下がり180銘柄、変わらず2銘柄となった。
前日28日の米国株式市場はまちまち。対欧通商合意や対中通商協議の再開が好感され、一時相場は上昇した。しかし、連邦公開市場委員会(FOMC)を控え長期金利が上昇、さらにトランプ大統領発言を受け露ウクライナ停戦期待が後退し、ダウは下落に転じた。ナスダックはハイテク企業決算を期待した買いが続き連日で過去最高値を更新し、主要指数は高安まちまちだった。
米株市場を横目に、本日の日経平均は3日続落して取引を開始した。昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合が予定されているほか、4-6月期の米実質GDP速報値、6月の米個人所得・個人消費支出(PCE)、7月の米雇用統計など注目度の高い経済指標の発表も相次ぐことから、様子見ムードが広がり終日さえない値動きとなった。
大引けの日経平均は前日比323.72円安の40674.55円となった。東証プライム市場の売買高は16億740万株、売買代金は4兆90億円だった。業種別では、輸送用機器、証券・商品先物取引業、機械などが値下がり率上位、鉱業、石油・石炭製品、サービス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライム市場の値上がり銘柄は36.0%、対して値下がり銘柄は59.6%となっている。
値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約33円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、アドバンテスト、TDK、レーザーテック、ファーストリテ、日東電などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはリクルートHDとなり1銘柄で日経平均を約20円押し上げた。同2位はNRIとなり、良品計画、コナミG、大塚HD、バンナムHD、フジクラなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 40674.55(-323.72)
値上がり銘柄数 43(寄与度+88.78)
値下がり銘柄数 180(寄与度-412.50)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 9250 200 20.26
野村総合研究所 5881 452 15.26
良品計画 7334 304 10.26
コナミG 20415 240 8.10
大塚HD 7223 213 7.19
バンナムHD 4895 64 6.48
フジクラ 8940 126 4.25
トレンドマイクロ 9265 69 2.33
SCREEN 11200 170 2.30
アステラス製薬 1498.5 8.5 1.44
KDDI 2463.5 3.5 1.42
エーザイ 4251 30 1.01
清水建設 1676.5 27 0.91
日本電気 4090 47 0.79
ネクソン 2687 10.5 0.71
荏原製作所 2791 19.5 0.66
サイバーエージェント 1541 17.5 0.47
コンコルディアFG 993.5 13.5 0.46
京セラ 1665 1.5 0.41
三井金属鉱業 5990 109 0.37
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 27000 -330 -33.43
ソフトバンクG 11560 -165 -33.43
アドバンテ 10355 -110 -29.71
TDK 1801 -45 -22.79
レーザーテック 14850 -1345 -18.17
ファーストリテ 46820 -220 -17.83
日東電工 3061 -97 -16.38
信越化 4392 -88 -14.86
ファナック 4350 -81 -13.67
トヨタ自動車 2741.5 -63.5 -10.72
小松製作所 5022 -301 -10.16
HOYA 19040 -465 -7.85
ディスコ 42100 -1150 -7.77
ホンダ 1623 -35 -7.09
富士フイルム 3145 -56 -5.67
ソニーG 3605 -33 -5.57
中外製薬 7375 -54 -5.47
三菱商事 2944 -50.5 -5.12
日立建機 4457 -148 -5.00
アサヒGHD 1885 -48.5 -4.91