30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり155銘柄、値下がり67銘柄、変わらず3銘柄となった。
前日29日の米国株式市場は下落。ダウ平均は204.57ドル安の44632.99ドル、ナスダックは80.29ポイント安の21098.29で取引を終了した。JOLT求人件数が予想を下回ったほか、連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた警戒感も売り圧力となった。一方、トランプ大統領の承認次第だが、対中通商協議で関税停止措置延長を巡りほぼ合意したことが明かになり、下げ止まり終了した。
米国市場を横目に、30日の日経平均は4日ぶり反発して取引を開始した。昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなり、寄り後は下げに転じた。日本時間の明日未明にFOMCの結果が発表され、また、明日は日銀金融政策決定会合の結果発表が予定されていることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、終日40600円台付近を推移するさえない値動きとなっ
た。
大引けの日経平均は前日比19.85円安の40654.70円となった。東証プライム市場の売買高は19億7694万株、売買代金は4兆9430億円だった。業種別では、空運業、サービス業、パルプ・紙などが値下がり率上位、非鉄金属、繊維製品、海運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライム市場の値上がり銘柄は65.9%、対して値下がり銘柄は29.6%となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約46円押し下げた。同2位はリクルートHDとなり、アドバンテスト、ソフトバンクG、ダイキン、ファナック、テルモなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはフジクラとなり1銘柄で日経平均を約26円押し上げた。同2位は東エレクとなり、キヤノン、日東電、住友ファーマ、ソニーG、スクリーンHDなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 40654.70(-19.85)
値上がり銘柄数 155(寄与度+215.34)
値下がり銘柄数 67(寄与度-235.19)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
フジクラ 9736 796 26.88
東エレク 27265 265 26.84
キヤノン 4289 202 10.23
日東電工 3107 46 7.77
住友ファーマ 1322 185 6.25
ソニーG 3642 37 6.25
SCREEN 11565 365 4.93
日立製作所 4591 134 4.52
三菱重工業 3610 131 4.42
日本電気 4340 250 4.22
ベイカレント 8566 236 3.98
富士通 3330 110 3.71
TDK 1807.5 6.5 3.29
味の素 3963 48 3.24
住友電気工業 3604 95 3.21
中外製薬 7406 31 3.14
スズキ 1678.5 22.5 3.04
野村総合研究所 5971 90 3.04
アサヒGHD 1913.5 28.5 2.89
ディスコ 42520 420 2.84
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 46250 -570 -46.19
リクルートHD 8939 -311 -31.50
アドバンテ 10245 -110 -29.71
ソフトバンクG 11500 -60 -12.16
ダイキン工業 18850 -350 -11.82
ファナック 4285 -65 -10.97
テルモ 2545.5 -36.5 -9.86
キーエンス 54600 -2730 -9.22
小松製作所 4791 -231 -7.80
良品計画 7130 -204 -6.89
ホンダ 1589.5 -33.5 -6.79
村田製作所 2156.5 -68.5 -5.55
京セラ 1645 -20 -5.40
トレンドマイクロ 9150 -115 -3.88
ZOZO 1475.5 -37 -3.75
任天堂 12715 -100 -3.38
SMC 52900 -850 -2.87
コナミG 20355 -60 -2.03
HOYA 18930 -110 -1.86
積水ハウス 3177 -54 -1.82