31日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり178銘柄、値下がり46銘柄、変わらず1銘柄となった。
前日30日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は171.71ドル安の44461.28ドル、ナスダックは31.39ポイント高の21129.68で取引を終了した。ADP雇用統計や4-6月期四半期国内総生産（GDP）が予想を上回ったことが好感され、相場は堅調に推移すると見られていた。しかし、連邦準備制度理事会（FRB）がFOMCで予想通り政策金利据え置きを決定、声明やパウエル議長発言で次回会合での利下げが示唆されず早期の利下げ期待後退で相場は下落に転じ、主要指数は高安まちまちで終了した。
米国市場を横目に、日経平均は5日ぶり反発して取引を開始した。昨日までの4日続落で1100円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。さらに、国内主要企業の4-6月期決算発表が佳境となっており、好業績・好決算銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となった。一方、東証プライム市場の騰落レシオ（25日ベース）は126.98％と5日連続で過熱ラインとされる120％を上回っており、短期的な過熱感も意識され、後場は失速。前場の上げ幅を維持するも、じり高の展開となった。
大引けの日経平均は前日比415.12円高の41069.82円となった。東証プライム市場の売買高は21億2974万株、売買代金は5兆3877億円だった。業種別では、非鉄金属、保険業、ガラス・土石製品などが値上がり率上位、金属製品、輸送用機器、鉄鋼などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライム市場の値上がり銘柄は78.3％、対して値下がり銘柄は18.7％となっている。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約62円押し上げた。同2位は京セラとなり、アドバンテスト、TDK、フジクラ、ディスコ、アステラス薬などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはトヨタとなり1銘柄で日経平均を約7円押し下げた。同2位はダイキンとなり、中外薬、ホンダ、武田薬、ファナック、住友鉱などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 41069.82(+415.12)
値上がり銘柄数 178(寄与度+462.44)
値下がり銘柄数 46(寄与度-47.32)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 11810 310 62.80
京セラ 1802 157 42.41
アドバンテ 10350 105 28.36
TDK 1857 50 25.07
フジクラ 10375 639 21.58
ディスコ 45550 3030 20.46
アステラス製薬 1579 91 15.28
リクルートHD 9052 113 11.45
ファーストリテ 46380 130 10.53
KDDI 2486 23 9.12
村田製作所 2268 111 8.99
ヤマトHD 2195 249 8.39
レーザーテック 15520 570 7.70
第一三共 3720 67 6.79
ソニーG 3682 40 6.75
東エレク 27330 65 6.58
日東電工 3141 34 5.74
SCREEN 11980 415 5.60
コナミG 20520 165 5.57
住友電気工業 3758 154 5.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
トヨタ自動車 2697 -47 -7.93
ダイキン工業 18625 -225 -7.60
中外製薬 7360 -46 -4.66
ホンダ 1569 -20.5 -4.15
武田薬品工業 4200 -96 -3.24
ファナック 4271 -14 -2.36
住友金属鉱山 3355 -111 -1.87
スズキ 1667 -12 -1.62
エムスリー 1881 -19.5 -1.58
パナHD 1441 -44 -1.49
デンソー 2056 -11 -1.49
ヤマハ発動機 1094 -9.5 -0.96
日立建機 4390 -27 -0.91
SUBARU 2780 -27 -0.91
任天堂 12690 -25 -0.84
富士通 3305 -25 -0.84
横浜ゴム 4350 -44 -0.74
SMC 52700 -200 -0.68
ブリヂストン 6131 -15 -0.51
富士電機 7577 -51 -0.34