6日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり184銘柄、値下がり39銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は続伸。253.19円高の40802.73円(出来高概算11億1249万株)で前場の取引を終えている。
前日5日の米国株式市場は反落。ダウ平均は61.90ドル安の44111.74ドル、ナスダックは137.03ポイント安の20916.55で取引を終了した。ISM非製造業指数の鈍化が景気への懸念を強め、企業コストの上昇とトランプ政権の対中関税圧力が重荷となった。半面、潜在的なFRBの利下げ期待と企業決算の好調が深刻な調整を抑える結果となった。
本日の東京市場は、米株の調整を受けて寄付きから軟調にスタートしたものの、為替が円安方向へ振れたことで輸出関連が支えられ、11時にかけて持ち直した。ドル円は概ね147円台で推移しており、為替の安定感が市場心理を支援した形だ。決算を発表した個別銘柄の売買が中心となり相場の方向感は乏しいなか、プラス圏で推移した。
個別では、三菱重工業や川崎重工業などの防衛関連株が堅調に推移。また、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京電力HD、フジクラ、任天堂、ソニーグループ、IHIなどが上昇した。ほか、第1四半期の高い業績変化率を材料視されたダイヘンが大幅高、ティラド、日本ヒユーム、ユニチカなどが値上がり率上位となった。
一方、ディスコやアドバンテ、東エレクなどの半導体関連株が軟調に推移。サンリオ、レーザーテック、リクルートHDなどが下落した。ほか、第1四半期は営業減益で市場予想を下振れたニチレイが急落、オークマ、シグマクシス、デクセリアルズなどが値下がり率上位となった。
業種別では、不動産業、石油・石炭製品、機械を筆頭に多くの業種が上昇した一方で、サービス業のみが下落した。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約61円押し上げた。同2位はダイキンとなり、ファーストリテ、バンナムHD、ソニーG、中外薬、第一三共などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約78円押し下げた。同2位はリクルートHDとなり、アドバンテスト、ファナック、ディスコ、キッコーマン、KDDIなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 40802.73(+253.19)
値上がり銘柄数 184(寄与度+463.11)
値下がり銘柄数 39(寄与度-209.92)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 12195 305 61.79
ダイキン工業 19295 775 26.17
ファーストリテ 45460 300 24.31
バンナムHD 5131 142 14.38
ソニーG 3706 78 13.17
中外製薬 7477 119 12.05
第一三共 3682 116 11.75
トヨタ自動車 2739 60 10.05
豊田通商 3760 91 9.22
三井不動産 1495 85 8.61
セコム 5746 126 8.51
日東電工 3227 50 8.44
三菱商事 3084 82 8.31
HOYA 18715 420 7.09
フジクラ 10875 200 6.75
良品計画 7367 190 6.42
テルモ 2572 23 6.08
ホンダ 1578 30 6.08
横河電機 4192 168 5.67
伊藤忠商事 7868 163 5.50
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 21620 -775 -78.50
リクルートHD 8415 -304 -30.79
アドバンテ 9991 -54 -14.59
ファナック 4373 -55 -9.29
ディスコ 40650 -1180 -7.97
キッコーマン 1288 -44 -7.43
KDDI 2483 -16 -6.48
ニチレイ 1665 -162 -5.47
トレンドマイクロ 9056 -144 -4.86
オークマ 3700 -355 -4.79
エムスリー 1813 -56 -4.54
メルカリ 2194 -121.5 -4.10
TDK 1806 -8 -4.05
レーザーテック 14260 -265 -3.58
SCREEN 11670 -245 -3.31
エーザイ 4228 -91 -3.07
ソシオネクスト 2850 -79.5 -2.68
セイコーエプソン 1904 -35.5 -2.40
ルネサスエレクトロニ 1792 -68.5 -2.31
キーエンス 55760 -660 -2.23