12日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり174銘柄、値下がり50銘柄、変わらず1銘柄となった。
前日11日の米国株式市場は反落。米中貿易政策の不透明感や、12日に発表予定の7月消費者物価指数（CPI）を控えた調整が広がったためとの見方が強い。また米ドルが対主要通貨でドル高基調に推移し、一部輸出企業・グローバル企業の株価にネガティブに作用し、指数を押し下げた。米株式市場の動向を横目に、12日の日経平均は続伸して取引を開始した。寄り付き直後から幅広い銘柄に買いが入り、年初来高値を上抜けて1年1カ月ぶりに最高値更新した。米中の貿易協議進展への期待や、海外短期筋の先物買いなどが支えとなった。
大引けの日経平均は前日比897.69円高の42718.17円となった。東証プライム市場の売買高は27億8177万株、売買代金は6兆8640億円だった。業種別では、鉱業、銀行業、情報・通信業などが値上がり率上位、その他製品、石油・石炭、パルプ・紙などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は59.4％、対して値下がり銘柄は36.9％となっている。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約194円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、ファーストリテ、リクルートHD、東エレク、コナミG、KDDIなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはオリンパスとなり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位はTOPPANとなり、任天堂、花王、味の素、NXHD、豊田通商などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 42718.17(+897.69)
値上がり銘柄数 174(寄与度+970.54)
値下がり銘柄数 50(寄与度-72.85)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 14825 960 194.49
アドバンテ 11150 665 179.63
ファーストリテ 48120 1840 149.11
リクルートHD 8790 287 29.07
東エレク 21520 230 23.30
コナミG 25240 680 22.96
KDDI 2628.5 49.5 20.06
フジクラ 11630 535 18.06
バンナムHD 5466 149 15.09
レーザーテック 15485 1030 13.91
トヨタ自動車 2855 82 13.84
ディスコ 42190 1630 11.01
日東電工 3338 62 10.47
ファナック 4422 56 9.45
横浜ゴム 5126 526 8.88
中外製薬 6179 87 8.81
ホンダ 1648.5 42 8.51
住友不動産 6200 241 8.14
東京海上HD 6385 135 6.84
HOYA 19770 400 6.75
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
オリンパス 1718 -106.5 -14.38
TOPPAN 3787 -414 -6.99
任天堂 14185 -170 -5.74
花王 6739 -148 -5.00
味の素 3932 -64 -4.32
NXHD 3025 -426 -4.32
豊田通商 3902 -40 -4.05
ニトリHD 13130 -205 -3.46
ZOZO 1505 -32.5 -3.29
7＆iHD 2019 -26 -2.63
テルモ 2726.5 -9 -2.43
ダイキン工業 19990 -60 -2.03
出光興産 965 -29.1 -1.97
村田製作所 2386 -22 -1.78
協和キリン 2620 -42 -1.42
荏原製作所 2910 -32.5 -1.10
安川電機 3094 -26 -0.88
アマダ 1753 -23 -0.78
野村総合研究所 6086 -16 -0.54
ソニーG 3992 -3 -0.51