前日12日の米国株式市場は堅調に推移。対中関税停止延長が好感されたほか、消費者物価指数(CPI)が想定内にとどまり、関税による大きな影響が見られなかったため、寄り付き後に上昇。9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が一段と強まり、相場は一段高となった。大幅利下げ期待もさらなる買い材料となり、終日上値を探る展開。ナスダックやS&P500種指数は過去最高値を更新し、終了した。米株式市場の動向を横目に、13日の日経平均は続伸して取引を開始した。その後もじりじりと上げ幅を広げて4万3000円台に水準を切り上げ、連日で最高値を更新した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことに加え、米利下げ期待や国内好業績銘柄への物色など、国内の投資家心理の改善で終日買い優勢と展開となった。
大引けの日経平均は前日比556.50円高の43274.67円となった。東証プライム市場の売買高は23億9654万株、売買代金は6兆3336億円だった。業種別では、その他製品、空運業、非鉄金属が上昇する一方で、鉱業、パルプ・紙、食料品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は58.3%、対して値下がり銘柄は37.6%となっている。
個別では、ソフトバンクG、アドバンテ、ファーストリテ、東エレク、リクルートHD、TDK、ソニーG、ファナック、テルモ、バンナムHD、7&iHD、日東電、中外薬、信越化、浜ゴム、フジクラなどの銘柄が上昇した。
一方、コナミG、エムスリー、花王、アサヒ、富士通、スクリン、三井物、三越伊勢丹、三井不、JT、キリンHD、JR東日本、日ハム、メルカリなどの銘柄が下落した。