20日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり90銘柄、値下がり128銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は大幅続落。663.12円安の42883.17円(出来高概算10億1497万株)で前場の取引を終えている。
19日の米国株式市場は、ダウ平均が小幅反発した一方、ナスダックとS&P500は下落してまちまちの展開となった。ダウは10.45ドル高の44922.27ドルで終えたが、ナスダックは314.82ポイント安の21314.95と反落、S&P500も37.78ポイント安の6411.37と3日続落を記録した。背景として、高値警戒感や利益確定の売りが広がる中、ハイテク株が下落圧力となったほか、ジャクソンホール会議を控えた慎重姿勢が強まっていた。住宅着工件数が予想を上回った一方で、住宅建築許可件数が下回ったことで需給に一部揺らぎもみられたようだとの見方もある。
米株式市場を横目に、20日の日経平均は145.63円安の43400.66円と続落して取引を開始した。寄付き直後は前日からの流れを引き継ぎ弱含んだものの、その後、円安方向への振れや一部の景気敏感株への買戻しが下支えとなり、値を戻す局面がみられた。一方で、前日の米ハイテク株安の余波やジャクソンホール会議を控えた様子見姿勢も重しとなり、出来高は低調で需給は総じて慎重な反応となっている。
個別では、ソフトバンクG、アドバンテス、リクルートHD、東エレク、コナミG、フジクラ、ファナック、TDK、任天堂、中外薬、ディスコ、ファーストリテなどの銘柄が下落。
一方、京セラ、OLC、ホンダ、KDDI、トヨタ、JT、塩野義、キッコマン、スズキ、資生堂、ブリヂストン、積水ハウス、花王などの銘柄が上昇。
業種別では、非鉄金属、その他製品、情報・通信業などが値下がり率上位、鉱業、食料品、水産・農林業などが値上がり率上位となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約236円押し下げた。同2位はアドバンテストとなり、リクルートHD、東エレク、コナミG、フジクラ、ファナックなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは京セラとなり1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。同2位はOLCとなり、ホンダ、KDDI、トヨタ、JT、塩野義薬などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 42883.17(-663.12)
値上がり銘柄数 90(寄与度+90.52)
値下がり銘柄数 128(寄与度-753.64)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
京セラ 1975 39.5 10.67
オリエンタルランド 3688 173 5.84
ホンダ 1696.5 27.5 5.57
KDDI 2646.5 12.5 5.06
トヨタ自動車 2949 24 4.05
JT 4860 96 3.24
塩野義製薬 2662 31 3.14
キッコーマン 1347 17.5 2.95
スズキ 1993 17.5 2.36
資生堂 2602 69.5 2.35
ブリヂストン 6699 64 2.16
花王 6856 63 2.13
京成電鉄 1369 42 2.13
積水ハウス 3478 63 2.13
セコム 5767 28 1.89
日本ハム 5666 111 1.87
アサヒGHD 1941 18 1.82
武田薬品工業 4564 52 1.76
エムスリー 2349.5 20 1.62
イオン 5596 43 1.45
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 14870 -1165 -236.02
アドバンテ 10765 -645 -174.23
リクルートHD 8860 -289 -29.27
東エレク 20945 -275 -27.86
コナミG 23950 -730 -24.65
フジクラ 11385 -625 -21.10
ファナック 4377 -122 -20.60
TDK 1922.5 -34.5 -17.47
任天堂 13790 -485 -16.38
中外製薬 6397 -142 -14.38
ディスコ 39630 -1690 -11.41
ファーストリテ 49140 -100 -8.10
ソシオネクスト 2794 -221 -7.46
バンナムHD 5428 -72 -7.29
荏原製作所 3056 -174 -5.88
HOYA 19390 -345 -5.82
日東電工 3269 -31 -5.23
テルモ 2767 -19 -5.13
SCREEN 11275 -325 -4.39
小松製作所 4926 -124 -4.19