21日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり56銘柄、値下がり168銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は続落。247.99円安の42640.56円(出来高概算8億6816万株)で前場の取引を終えている。
20日の米国株式市場はまちまちの展開となった。ダウ平均は小幅に上昇し44938.31ドルで取引を終えたが、ナスダックは軟調で21172.86と下落した。技術株の売りが重しとなり、米ハイテク関連のセクターが売られる一方、小売り関連の決算はまちまちで、投資家の慎重姿勢が続いた。市場は今週開催予定のFRB年次シンポジウムやパウエル議長の講演に注目しており、様子見ムードが強まったとの見方がある。
米株式市場の動向を横目に、21日の日経平均は105.29円安の42783.26円と続落して取引を開始した。寄付き後はハイテク株への警戒感から一部警戒ムードが先行したものの、ADR市場ではキヤノンなど一部大型銘柄が支えとなり、下げ幅は限定された。しかし買い一巡後はすぐに下落を開始、その後も前場を通してマイナス圏を横ばいに推移するさえない値動きとなった。
個別では、ソフトバンクG、東エレク、第一三共、ファーストリテ、中外薬、バンナムHD、ファナック、リクルートHD、任天堂、ホンダ、デンソー、塩野義などの銘柄が下落。
一方、アドバンテス、コナミG、KDDI、フジクラ、三井金、キヤノン、日東電、日産化、横河電、旭化成、住友ファーマ、花王、ダイキン、ニデックなどの銘柄が上昇。
業種別では、医薬品、建設業、輸送用機器などが値下がり率上位、非鉄金属、鉄鋼、パルプ・紙などが値上がり率上位となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約74円押し下げた。同2位は東エレクとなり、第一三共、ファーストリテ、中外薬、バンナムHD、ファナックなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約55円押し上げた。同2位はコナミGとなり、KDDI、フジクラ、三井金、キヤノン、日東電などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 42640.56(-247.99)
値上がり銘柄数 56(寄与度+106.15)
値下がり銘柄数 168(寄与度-354.14)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 10970 205 55.37
コナミG 24155 175 5.91
KDDI 2666.5 12.5 5.06
フジクラ 11450 120 4.05
三井金属鉱業 9485 915 3.09
キヤノン 4395 60 3.04
日東電工 3300 17 2.87
日産化学 5500 68 2.30
横河電機 4255 67 2.26
旭化成 1230.5 66.5 2.25
住友ファーマ 1441 60 2.03
花王 6896 51 1.72
ダイキン工業 20000 40 1.35
ニデック 3081 24 1.30
三井化学 3757 153 1.03
日立建機 4610 30 1.01
ブリヂストン 6678 28 0.95
HOYA 19380 50 0.84
メルカリ 2251 24 0.81
住友電気工業 3900 23 0.78
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 14520 -370 -74.96
東エレク 20505 -420 -42.54
第一三共 3780 -217 -21.98
ファーストリテ 48740 -240 -19.45
中外製薬 6331 -104 -10.53
バンナムHD 5372 -87 -8.81
ファナック 4346 -52 -8.78
リクルートHD 8898 -75 -7.60
任天堂 13610 -210 -7.09
ホンダ 1668.5 -34 -6.89
デンソー 2117 -50.5 -6.82
京セラ 1955.5 -21.5 -5.81
塩野義製薬 2601 -47.5 -4.81
トヨタ自動車 2910 -27 -4.56
レーザーテック 15835 -315 -4.25
スズキ 1952 -28 -3.78
エーザイ 4624 -110 -3.71
テルモ 2751 -13.5 -3.65
セコム 5747 -48 -3.24
キッコーマン 1315 -18.5 -3.12