3日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり73銘柄、値下がり148銘柄、変わらず4銘柄となった。
前日の米国株式市場は続落。連邦控訴裁判所によるトランプ政権の関税措置を無効とする判断を受け不透明感が強まったほか、さらに、主要先進国の財政問題悪化を警戒した他市場の流れに連れ安となる中、8月ISM製造業景況指数も予想を下回り景気減速を警戒した売りにも拍車がかかり、一段安となった。
米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は反落して取引を開始した。前場は米金利や関税政策を巡る不透明感を嫌気しつつも、輸出関連や景気敏感株に対する押し目買いが先行。ただ、後場に入ると下げ幅を広げる展開となり、大引けにかけて下げ渋るも戻りは鈍く、終日マイナス圏で推移した。米長期金利が上昇するなか、国内でもリスク資産の株式の割高感が意識され、値がさ株を中心に売られた。米国の財政悪化の懸念が浮上するなか、自民党幹部の辞意表明を受けて政局の混迷が意識されており、買い材料には乏しい状況が続いた。
大引けの日経平均は前日比371.60円安の41938.89円となった。東証プライム市場の売買高は22億3610万株、売買代金は5兆79億円だった。業種別では、パルプ・紙やゴム製品、陸運業などが上昇した一方で、銀行業や保険業、海運業などは下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は45.7％、対して値下がり銘柄は51.3％となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約164円押し下げた。同2位は東エレクとなり、KDDI、ダイキン、三菱商、テルモ、信越化などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約18円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、エーザイ、味の素、ファナック、第一三共、塩野義薬などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 41938.89(-371.60)
値上がり銘柄数 73(寄与度+96.18)
値下がり銘柄数 148(寄与度-467.78)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 46670 230 18.64
アドバンテ 10695 30 8.10
エーザイ 4850 166 5.60
味の素 4126 69 4.66
ファナック 4110 24 4.05
第一三共 3553 35 3.55
塩野義製薬 2592.5 33.5 3.39
HOYA 19525 175 2.95
フジクラ 12500 75 2.53
横浜ゴム 5763 146 2.46
三井物産 3580 36 2.43
コナミG 22110 70 2.36
オムロン 3847 61 2.06
日産化学 5318 60 2.03
花王 6869 57 1.92
キーエンス 57650 510 1.72
丸井G 3261 47 1.59
ネクソン 3378 22 1.49
ソシオネクスト 2712 39 1.32
オリエンタルランド 3607 38 1.28
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 14570 -810 -164.10
東エレク 19945 -390 -39.50
KDDI 2534 -58.5 -23.70
ダイキン工業 17880 -320 -10.80
三菱商事 3359 -94 -9.52
テルモ 2632 -33.5 -9.05
信越化 4465 -53 -8.95
バンナムHD 4952 -88 -8.91
東京海上HD 6293 -169 -8.56
TDK 1894.5 -15.5 -7.85
三菱重工業 3508 -198 -6.69
良品計画 3017 -98 -6.62
中外製薬 6444 -64 -6.48
アサヒGHD 1898.5 -55 -5.57
野村総合研究所 5539 -155 -5.23
豊田通商 3919 -48 -4.86
日立製作所 3829 -138 -4.66
トレンドマイクロ 7785 -124 -4.19
ソニーG 3990 -24 -4.05
伊藤忠商事 8472 -116 -3.92