5日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり150銘柄、値下がり73銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は続伸。310.58円高の42890.85円(出来高概算10億2886万株)で前場の取引を終えている。
4日の米国株式市場は上昇した。ダウ平均は350.06ドル高の45621.29ドル、ナスダックは209.97ポイント高の21707.69で取引を終了した。弱い雇用関連指標を受け、寄り付き後は軟調に始まったが、労働市場の減速を背景に利下げ観測が一段と強まり、期待感から買いが先行した。さらにISM非製造業景況指数が予想以上に上昇すると成長への悲観も後退し、上昇へ。NY連銀のウィリアムズ総裁が「いずれ利下げが適切となる」との発言を受け、長期金利が一段と低下し、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大した。
米株式市場の動向を横目に、5日の日経平均は403.20円高の42983.47円と続伸して取引を開始した。朝方の買い一巡後は上値の重い展開となったが、プラス圏での推移となった。トランプ米大統領による自動車関税引き下げに関する大統領令への署名も追い風となり投資家心理が改善、輸出関連や技術セクターを中心に買いが広がり上昇基調を持続。為替では円相場が引き続き円安・ドル高方向で安定して推移しており、株価下支え要因となっている。
個別では、アドバンテス、TDK、ファーストリテ、HOYA、日東電、オリンパス、京セラ、フジクラ、レーザーテク、良品計画、ダイキン、ソフトバンクG、三井物、ニデック、三菱商などの銘柄が上昇。
一方、ソニーG、KDDI、リクルートHD、中外薬、バンナムHD、任天堂、ヤマトHD、信越化、第一三共、メルカリ、大成建、ローム、大塚HD、コムシスHD、鹿島などの銘柄が下落。
業種別では、精密機器や鉄鋼、ゴム製品などが上昇した一方で、空運業、建設業、石油・石炭製品などは下落した。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約76円押し上げた。同2位はTDKとなり、ファーストリテ、HOYA、日東電、ソフトバンクG、オリンパスなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはソニーGとなり1銘柄で日経平均を約11円押し下げた。同2位はKDDIとなり、リクルートHD、中外薬、バンナムHD、任天堂、ヤマトHDなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 42890.85(+310.58)
値上がり銘柄数 150(寄与度+384.90)
値下がり銘柄数 73(寄与度-74.32)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 11485 285 76.98
TDK 2015.5 91 46.09
ファーストリテ 48310 490 39.71
HOYA 20630 915 15.45
日東電工 3427 67 11.31
ソフトバンクG 15560 50 10.13
オリンパス 1869.5 69.5 9.39
京セラ 2017 33 8.91
フジクラ 13400 260 8.78
良品計画 3098 125.5 8.47
レーザーテック 15560 590 7.97
ダイキン工業 18420 220 7.43
三井物産 3712 77 5.20
ニデック 2509.5 89.5 4.84
三菱商事 3431 46 4.66
豊田通商 3990 42 4.25
ニトリHD 13780 220 3.71
塩野義製薬 2633.5 35 3.55
ブリヂストン 6948 104 3.51
三菱電機 3614 102 3.44
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソニーG 4037 -68 -11.48
KDDI 2516.5 -18.5 -7.50
リクルートHD 8513 -54 -5.47
中外製薬 6537 -43 -4.36
バンナムHD 5034 -42 -4.25
任天堂 13180 -120 -4.05
ヤマトHD 2461 -96 -3.24
信越化 4402 -19 -3.21
第一三共 3589 -27 -2.73
メルカリ 2341 -59 -1.99
大成建設 9925 -295 -1.99
ローム 2055 -43 -1.45
コムシスHD 3707 -41 -1.38
大塚HD 8130 -38 -1.28
大林組 2422 -34 -1.15
鹿島建設 4452 -67 -1.13
キーエンス 56140 -330 -1.11
日本航空 3131 -31 -1.05
住友不動産 6140 -28 -0.95
富士通 3511 -28 -0.95