19日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり154銘柄、値下がり67銘柄、変わらず4銘柄となった。
18日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は124.10ドル高の46142.42ドル、ナスダックは209.40ポイント高の22470.73で取引を終了した。今後の連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ軌道を巡る不透明感に寄り付き後、まちまち。新規失業保険申請件数が前回から大幅減少し労働市場の底堅さが再表明されると年内の速やかな追加利下げ観測が後退し、一時伸び悩んだ。その後、エヌビディアなど半導体セクターの上昇がけん引し、終盤にかけ、相場は上げ幅を拡大。過去最高値を更新して終了した。
米株式市場の動向を横目に、19日の日経平均は330.86円高の45634.29円と続伸して取引を開始した。前場は輸出関連や半導体関連に買いが入り、アドバンテスや東京エレクトロンなどの上昇が指数を後押しした。為替は円安ドル高の動きが一部見られ、輸出企業にとって追い風となった。ただ、朝方に一時上げ幅500円を超えたが、その後は短期的な過熱感を警戒した売りが出て伸び悩んだ。
個別では、アドバンテス、東京エレクトロン、ソフトバンクG、レーザーテク、中外薬、信越化、三菱商、スクリン、フジクラ、コナミG、豊田通商、三井物、トヨタ、伊藤忠、塩野義などの銘柄が上昇。
一方、TDK、ファーストリテ、リクルートHD、テルモ、HOYA、良品計画、SMC、任天堂、ソニーG、第一三共、セコム、富士フイルム、OLC、住友鉱、資生堂などの銘柄が下落。
業種別では、卸売業、その他金融業、輸送用機器などが上昇した一方で、水産・農林業、空運業、精密機器などが下落した。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約99円押し上げた。同2位は東エレクとなり、ソフトバンクG、レーザーテック、中外薬、信越化、三菱商などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはTDKとなり1銘柄で日経平均を約29円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、リクルートHD、テルモ、HOYA、良品計画、任天堂などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 45652.08(+348.65)
値上がり銘柄数 154(寄与度+459.03)
値下がり銘柄数 67(寄与度-110.38)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 14900 370 99.94
東エレク 25900 445 45.08
ソフトバンクG 18470 215 43.56
レーザーテック 19430 2375 32.08
中外製薬 6947 179 18.13
信越化 4684 94 15.87
三菱商事 3632 127 12.86
SCREEN 13985 730 9.86
フジクラ 13890 285 9.62
コナミG 22145 285 9.62
豊田通商 4159 94 9.52
三井物産 3777 110 7.43
トヨタ自動車 2975 34.5 5.82
伊藤忠商事 8813 170 5.74
塩野義製薬 2703 53.5 5.42
アステラス製薬 1679.5 29.5 4.98
ニコン 1901.5 140.5 4.74
ホンダ 1663 23 4.66
バンナムHD 4959 37 3.75
ディスコ 48150 540 3.65
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
TDK 2102.5 -57.5 -29.12
ファーストリテ 47590 -280 -22.69
リクルートHD 8125 -82 -8.31
テルモ 2512 -19 -5.13
HOYA 20795 -280 -4.73
良品計画 3071 -51 -3.44
任天堂 13030 -85 -2.87
SMC 45350 -850 -2.87
ソニーG 4419 -14 -2.36
第一三共 3610 -23 -2.33
セコム 5640 -33 -2.23
富士フイルム 3621 -15 -1.52
オリエンタルランド 3596 -44 -1.49
住友金属鉱山 4232 -88 -1.49
資生堂 2446 -42 -1.42
三越伊勢丹HD 2896 -40 -1.35
ファナック 4264 -8 -1.35
ZOZO 1447 -12.5 -1.27
太陽誘電 3229 -35 -1.18
7＆iHD 1985 -11 -1.11