24日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり86銘柄、値下がり135銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反落。193.36円安の45300.30円(出来高概算8億5901万株)で前場の取引を終えている。
23日の米国株式市場は反落。トランプ大統領が民主党指導者との会談をキャンセルしたため政府機関閉鎖懸念が強まったほか、パウエル議長が労働市場とインフレ両方のリスクを認め政策判断で困難な状況に直面していることを明らかにした。ナスダックはハイテクの下落に押され終日軟調。パウエル議長が「株価は相当高い」などの発言もあり、高値警戒感に終盤にかけ一段安となり、終了。
米株式市場の動向を横目に、24日の日経平均は9.25円安の45484.41円と小幅に反落して取引を開始した。寄付き後は売りが先行し、前日の米国市場での主要指数の下落や、米国と民主党指導部の間の政府機関閉鎖懸念なども心理的な重しとなった。また、東京外国為替市場でのドル・円が147円50銭台とやや円高が進んだ。ただ、直近の上昇に対して買い遅れた投資家の押し目買いも広がっており、下げ幅は限定的となっている。
個別では、ソフトバンクG、東エレク、スズキ、コナミG、任天堂、大塚HD、KDDI、オリンパス、中外薬、塩野義、良品計画、イオン、ディスコ、三菱重、日立などが上昇。
一方、ファーストリテ、アドバンテス、ソニーG、TDK、リクルートHD、日東電工、ファナック、京セラ、ネクソン、テルモ、ダイキン、トヨタ、三菱商、東京海上などが下落。
業種別では、その他製品、機械、鉱業、医薬品などが上昇した一方で、ガラス・土石製品、サービス業、金属製品などが下落した。
値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約85円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、ソニーG、リクルートHD、TDK、日東電、ファナックなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約59円押し上げた。同2位は東エレクとなり、スズキ、コナミG、任天堂、大塚HD、中外薬などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 45300.30(-193.36)
値上がり銘柄数 86(寄与度+219.13)
値下がり銘柄数 135(寄与度-412.49)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 18225 295 59.76
東エレク 26850 250 25.32
スズキ 2222.5 80.5 10.87
コナミG 21540 305 10.30
任天堂 12995 300 10.13
大塚HD 8259 220 7.43
中外製薬 6756 72 7.29
オリンパス 1904 54 7.29
KDDI 2453 18 7.29
塩野義製薬 2703.5 63 6.38
ディスコ 48400 730 4.93
良品計画 3047 69 4.66
イオン 1823 43 4.36
三菱重工業 3807 125 4.22
日立製作所 3969 122 4.12
レーザーテック 21425 230 3.11
IHI 17060 915 3.09
エムスリー 2364.5 32 2.59
エーザイ 5256 76 2.57
資生堂 2566.5 63 2.13
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 15185 -315 -85.09
ファーストリテ 45620 -980 -79.42
ソニーG 4251 -139 -23.47
リクルートHD 7783 -188 -19.04
TDK 2139.5 -36.5 -18.49
日東電工 3421 -92 -15.53
ファナック 4273 -79 -13.34
ネクソン 3193 -167 -11.28
京セラ 2018 -41 -11.07
テルモ 2428.5 -28 -7.56
ダイキン工業 17020 -220 -7.43
トヨタ自動車 2922 -42 -7.09
三菱商事 3548 -52 -5.27
東京海上HD 6171 -103 -5.22
トレンドマイクロ 8269 -131 -4.42
ニデック 2650 -81 -4.38
オムロン 4082 -124 -4.19
日産化学 5416 -113 -3.82
太陽誘電 3339 -109 -3.68
SMC 43420 -1080 -3.65