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日経平均は30円安でスタート、日本製鉄やキオクシアHDなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;45600.07;-30.24
TOPIX;3184.09;+13.64

[寄り付き概況]

 25日の日経平均は30.24円安の45600.07円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日24日の米国株式市場は続落。ダウ平均は171.50ドル安の46121.28ドル、ナスダックは75.62ポイント安の22497.86で取引を終了した。新築住宅販売件数が予想を上回り住宅市場改善期待に買われ、寄り付き後、上昇。同時に、追加利下げを巡る不透明感が広がり、長期金利上昇に連れ、売りに転じた。ハイテクも利益確定売りに押され伸び悩んだため、相場は終盤にかけても軟調に推移した。

 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は引き続き高値警戒感が意識され、利益確定売りが出やすかった。さらに、米国で明日、8月の米個人所得・個人消費支出(PCE)物価指数が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=148円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が午前に下げた後は底堅く推移し終値ベースでの最高値を更新したことから、相場の腰は強いとの見方もあり、寄り後、日経平均は上げに転じた。今日は、オリオンビールが東証プライムに、GMOコマースが東証グロースにそれぞれ上場した。

 セクター別では、鉄鋼、その他製品などが値下がり、鉱業、石油石炭製品、不動産業、ゴム製品、輸送用機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、キオクシアHD、アドバンテスト、日本製鉄、TOWA、古河電工、任天堂、HOYA、フジクラ、中外薬、ソフトバンクG、ソシオネクスト、キーエンス、東エレク、東電力HDなどが下落。他方、住友鉱、JPX、JX金属、三井金、リクルートHD、ソニーG、りそなHD、ニデック、INPEX、みずほ、川崎重、パナHD、三菱UFJ、ゼンショーHDなどが上昇している。

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