[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;45634.20;-120.73
TOPIX;3182.81;-2.54
[寄り付き概況]
26日の日経平均は120.73円安の45634.20円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は続落。ダウ平均は173.96ドル安の45947.32ドル、ナスダックは113.16ポイント安の22384.70で取引を終了した。国内総生産(GDP)や雇用関連指標が強く速やかな利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。長期金利の上昇が嫌気されたほか、つなぎ予算審議が難航し政府機関閉鎖リスクが高まったことも売り材料となり終日軟調に推移した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことが東京市場で投資家心理を慎重にさせた。さらに、日経平均は高値警戒感が意識される中、昨日までの3日続伸で700円あまり上昇したことから、利益確定売りが出やすかった。一方、外為市場で1ドル=149円80銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.5%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.8%上昇だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は14-20日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は1兆7475億円だった。今日は、UNICONホールディングスが東証スタンダードに上場した。
セクター別では、医薬品、金属製品、電気機器、機械、精密機器などが値下がり率上位、鉱業、食料品、不動産業、建設業、保険業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、オリオンビール、ディスコ、レーザーテック、第一三共、東エレク、中外薬、OLC、HOYA、アステラス薬、キオクシアHD、日立、アドバンテスト、SMCなどが下落。他方、三井E&S、三菱重、川崎重、INPEX、東電力HD、ソニーG、南海電鉄、日本製鉄、リクルートHD、任天堂、東武、ゼンショーHD、古河電工、名古屋鉄道などが上昇している。