29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり26銘柄、値下がり199銘柄、変わらず0銘柄となった。
前週末26日の米国株式市場は反発。PCEコア価格指数でサプライズなく連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ軌道が継続との期待から寄り付き後、上昇。その後、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回り失速、ナスダックは一時下落に転じた。しかし、年内の利下げ期待を受けた根強い買いに支えられ、終盤にかけ一段高となり取引を終了した。
米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は続落して取引を開始した。為替が円高圧力を帯びたことや新会計年度に入る米政府の閉鎖リスク懸念により投資家心理が悪化、銀行や輸出株で警戒感が散見されたことなどから売り優勢の展開となった。また、3・9月期決算企業の配当権利落ち日にあたり、手じまい売りや機関投資家の四半期末調整などもあり、市場では目先の押し目買い意欲と戻り売り圧力との綱引きが続いた。
大引けの日経平均は前営業日比311.24円安の45043.75円となった。東証プライム市場の売買高は23億4098万株、売買代金は5兆1248億円だった。業種別では、海運業、輸送用機器、証券・商品先物取引業など多くの業種が下落、非鉄金属のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は9.0%、対して値下がり銘柄は87.6%となっている。
値下がり寄与トップはリクルートHD、同2位はKDDIとなり、2銘柄で日経平均を約52円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはホンダで5.21%安、同2位はマツダで4.60%安だった。
一方、値上がり寄与トップはアドバンテスト、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約221円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはエムスリーで7.21%高、同2位はSUMCOで6.69%高だった。
*15:30現在
日経平均株価 45043.75(-311.24)
値上がり銘柄数 26
値下がり銘柄数 199
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 15145 675 182.33
ソフトバンクG 19040 195 39.50
フジクラ 14680 580 19.58
エムスリー 2372 159.5 12.93
レーザーテック 20205 475 6.42
中外製薬 6319 33 3.34
IHI 2623 123.7 2.92
三菱重工業 3925 66 2.23
ソニーG 4268 12 2.03
住友ファーマ 1645 52 1.76
古河電気工業 9323 424 1.43
日本製鋼所 9070 181 1.22
荏原製作所 3170 33 1.11
住友金属鉱山 4730 57 0.96
ディスコ 46810 110 0.74
高島屋 1699.5 21.5 0.73
トレンドマイクロ 8184 19 0.64
住友重機械工業 3615 65 0.44
SUMCO 1523 96 0.32
三井金属鉱業 11585 65 0.22
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 7956 -287 -29.07
KDDI 2385.5 -57.5 -23.30
ホンダ 1564 -86 -17.42
トヨタ自動車 2870 -99.5 -16.80
ファーストリテ 45390 -190 -15.40
TDK 2100.5 -29.5 -14.94
デンソー 2148.5 -89.5 -12.09
ダイキン工業 17115 -350 -11.82
コナミG 20905 -340 -11.48
豊田通商 4078 -112 -11.35
三菱商事 3512 -101 -10.23
日東電工 3459 -60 -10.13
京セラ 2000.5 -37.5 -10.13
富士フイルム 3630 -97 -9.83
セコム 5423 -143 -9.66
バンナムHD 4839 -92 -9.32
東京海上HD 6098 -178 -9.02
テルモ 2416.5 -31 -8.37
ファナック 4257 -48 -8.10
小松製作所 5072 -239 -8.07