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アクシス Research Memo(6):2025年12月期は期初計画を据え置き、過去最高益を更新する見通し

■アクシスの今後の見通し

● 2025年12月期の業績見通し
2025年12月期通期の業績は、売上高で前期比15.6%増の8,593百万円、営業利益で同16.3%増の919百万円、経常利益は同10.2%増の935百万円、当期純利益で同6.4%増の636百万円と、いずれも過去最高を更新する計画である。

中間期時点での通期計画に対する進捗率は、売上高45.5%、営業利益45.9%。公共社会インフラ案件の失注等により、やや計画を下回って推移しているが、受注残自体は堅調である。加えて、同社は、新卒者採用に伴う人件費負担の影響により、営業利益が下期に偏重する傾向がある。DX需要が堅調であること、同社のプロジェクト管理や経営管理能力を鑑みると、計画達成の蓋然性は高いと考える。

また、同社が注力しているITコンサルへのシフト、成長性の高い領域への業域拡大についても注視したい。後者においては、Salesforce等のプラットフォームを活用した案件の受注が計画どおり進んでいるようだ。また、ジェットラン・テクノロジーズ(株)のAI関連ソフトウェアを活用しているが、既存事業とのシナジー創出、新サービスへの転用など成長ポテンシャルのある領域での収益化が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦 健太郎)

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