アセンテックは29日、シールド性能を保ちつつセキュリティオプションを充実させた新製品「GORGON3」の販売を開始すると発表した。同社は、高いシールド効果で電磁波による電子機器のデータ破損を防ぐ、電磁波シールドラック「GORGON」を販売しており、「GORGON3」はシリーズ3世代目となる。
「GORGON3」は、特許取得済みの独自構造(特許第7599670号)により、1000MHz測定時において70dB以上、一般製品の300倍以上という高いシールド性能を実現。庫内には電磁波吸収素材を配置し、内部の多重反射やRFノイズの定在波を抑制することで、機器の誤作動リスクを低減する設計となっている。また、独自のシールドメッシュ／完全シールド構造により、空冷効率とシールド性能を両立化。従来のファンユニットのカスタムにより熱設計(N+1冗長、静圧・風量最適化)に対応している。
加えて、物理ロック機構や米国軍用規格(MIL-STD)に準拠したオプションにより、防衛や重要インフラ用途に対応する設計となっている。