1日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり20銘柄、値下がり205銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は続落。521.37円安の44411.26円(出来高概算11億608万株)で前場の取引を終えている。
9月30日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は81.82ドル高の46397.89ドル、ナスダックは68.86ポイント高の22660.01で取引を終了した。政府機関閉鎖を警戒し、寄り付き後、下落。予算案を巡る不透明感に加え、月末、四半期末で調整色が強まり終日軟調推移となった。しかし、終盤にかけ利下げ期待を受けた買いに支えられたほか、新期に向けた買いが強まり相場はプラス圏を回復。ダウは過去最高値を更新した。
米国株式市場の動向を横目に、1日の日経平均は100.68円安の44831.95円と4日続落して取引を開始した。寄り付き後は戻りを試す動きが出たが、為替のドル安・円高圧力や利益確定売りも重なって上値は限定的だった。国内の機関投資家から下期や四半期入りに伴うリバランスに絡む売りが出たほか、日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を横目に10月の利上げを意識した懸念も引き続き投資家心理の重石となった。
個別では、中外薬、大塚HD、ダイキン、コナミG、アドバンテス、第一三共、任天堂、豊田通商、協和キリン、ネクソン、キーエンス、アステラス薬、京セラ、スクリン、京成などの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG、東エレク、TDK、リクルートHD、ファナック、日東電工、ベイカレント、ソニーG、フジクラ、ニトリHD、ファーストリテ、信越化学工業、三菱商事、KDDI、トヨタなどの銘柄が下落。
業種別では、不動産業、銀行業、その他金融業などを筆頭に多くの業種が下落、医薬品のみ上昇した。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約71円押し下げた。同2位は東エレクとなり、TDK、リクルートHD、ファナック、日東電、ベイカレントなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは中外薬となり1銘柄で日経平均を約20円押し上げた。同2位は大塚HDとなり、アドバンテスト、ダイキン、コナミG、第一三共、任天堂などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 44411.26(-521.37)
値上がり銘柄数 20(寄与度+82.67)
値下がり銘柄数 205(寄与度-604.04)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外製薬 6651 203 20.51
大塚HD 8272 413 13.91
アドバンテ 14690 40 10.77
ダイキン工業 17395 315 10.61
コナミG 21630 280 9.43
第一三共 3374 59 5.96
任天堂 12905 100 3.37
豊田通商 4123 21 2.12
協和キリン 2336 37.5 1.26
ネクソン 3261 14 0.94
キーエンス 55430 250 0.84
SCREEN 13510 50 0.67
アステラス製薬 1604.5 4 0.67
アサヒGHD 1781 5.5 0.56
京成電鉄 1381 9.5 0.48
京セラ 1990.5 1 0.27
東宝 9540 40 0.13
住友ファーマ 1714 3 0.10
オリエンタルランド 3569 2 0.07
関西電力 2122 3.5 0.01
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 18330 -355 -71.72
東エレク 25980 -380 -38.38
TDK 2094.5 -54 -27.27
リクルートHD 7743 -220 -22.22
ファナック 4143 -119 -20.03
日東電工 3402 -115 -19.36
ベイカレント 8383 -317 -10.67
フジクラ 14145 -310 -10.44
ソニーG 4200 -59 -9.93
ニトリHD 2735.5 -118 -9.93
三菱商事 3435 -96 -9.70
信越化 4797 -56 -9.43
トヨタ自動車 2795 -54.5 -9.18
トレンドマイクロ 7830 -270 -9.09
村田製作所 2703 -112.5 -9.09
エムスリー 2275 -111 -8.97
KDDI 2340 -20.5 -8.28
テルモ 2412.5 -30.5 -8.22
富士フイルム 3600 -81 -8.18
ファーストリテ 44940 -100 -8.08