8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり148銘柄、値下がり76銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は小幅続伸。14.41円高の47965.29円(出来高概算10億5147万株)で前場の取引を終えている。
前日の米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。
米株式市場の動向を横目に、8日の日経平均は25.66円安の47925.22円と反落して取引を開始。その後は買い戻しの動きが広がったが、上げ幅は限定的で小幅高で前場の取引を終了した。日経平均は昨日までの4日続伸で3400円上昇し、高値警戒感が強まっており、短期的な利益確定売りが出やすかった。一方で、為替の円安傾向や先物買いの流れも支えとなり、全体として底堅さが意識されやすい状況となった。
個別では、フジクラ、アドテスト、第一三共、コナミG、リクルート、東京海上、ソニーG、日東電、三菱重、トヨタ、三菱商、伊藤忠、日本取引所、IHI、アサヒなどの銘柄が上昇。
一方、SBG、東エレク、信越化、KDDI、富士フイルム、ダイキン、SMC、ディスコ、キーエンス、オリンパス、レーザーテク、ブリヂストン、テルモ、ローム、HOYAなどの銘柄が下落。
業種別では、水産・農林業、保険業、銀行業などが上昇した一方で、ゴム製品、化学、精密機器などが下落した。
値上がり寄与トップはフジクラとなり1銘柄で日経平均を約21円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、第一三共、リクルートHD、コナミG、東京海上、ソニーGなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約88円押し下げた。同2位は東エレクとなり、信越化、KDDI、富士フイルムHD、ファーストリテ、ダイキンなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 47965.29(+14.41)
値上がり銘柄数 148(寄与度+259.09)
値下がり銘柄数 76(寄与度-244.68)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
フジクラ 15935 645 21.72
アドバンテ 18085 80 21.55
第一三共 4152 151 15.25
リクルートHD 8030 137 13.84
コナミG 22810 360 12.12
東京海上HD 6394 218 11.01
ソニーG 4553 56 9.43
日東電工 3975 38 6.40
三菱商事 3605 50 5.05
三菱重工業 4232 150 5.05
JPX 1761 65 4.34
IHI 3073 182 4.29
アサヒGHD 1790 40 3.99
伊藤忠商事 8551 117 3.94
トヨタ自動車 3046 23 3.87
クレディセゾン 3989 111 3.74
太陽誘電 3578 103 3.47
三井物産 3748 51 3.43
SOMPO 4804 151 3.05
中外製薬 7248 30 3.03
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 20590 -440 -88.89
東エレク 29420 -670 -67.68
信越化 5147 -58 -9.76
KDDI 2374 -22.5 -9.09
富士フイルム 3684 -86 -8.69
ファーストリテ 47010 -90 -7.27
ダイキン工業 17700 -170 -5.72
SMC 50330 -1500 -5.05
ディスコ 52510 -690 -4.65
オリンパス 1890 -26.5 -3.57
キーエンス 59170 -1040 -3.50
ブリヂストン 7094 -86 -2.90
HOYA 22400 -155 -2.61
レーザーテック 20180 -190 -2.56
テルモ 2563 -9.5 -2.56
ローム 2276 -64.5 -2.17
味の素 4251 -19 -1.28
京セラ 2030 -4.5 -1.21
横河電機 4452 -34 -1.14
オリエンタルランド 3543 -34 -1.14