8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり100銘柄、値下がり122銘柄、変わらず3銘柄となった。
前日の米国株式市場は下落。相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しか
し、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能（AI）バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移した。米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は反落して取引を開始。その後は買い戻しの動きが広がったが、次第に上げ幅を縮小した。後場に入るとマイナス圏に転落し、大引けにかけてじりじりと下げ幅を広げた。寄り付き後は為替の円安傾向や先物買いの流れも支えとなり、全体として底堅さが意識されやすい状況となった。ただ、日経平均は昨日までの4日続伸で3400円上昇し、高値警戒感が強まっており、節目の48000円も意識されて利益確定売りが出やすかった。輸出関連株に物色が続いた一方で、米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連銘柄を中心に売りが優勢となり、東証株価指数（TOPIX）は連日で最高値を更新したが、日経平均株価は下落して取引を終了した。
大引けの日経平均は前営業日比215.89円安の47734.99円となった。東証プライム市場の売買高は22億1874万株、売買代金は5兆8674億円だった。業種別では、非鉄金属、水産・農林業、保険業などが上昇した一方で、ゴム製品、精密機器、パルプ・紙などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は34％、対して値下がり銘柄は61％となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約84円押し下げた。同2位は東エレクとなり、ファーストリテ、信越化、KDDI、アドバンテ、富士フイルムなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはフジクラとなり1銘柄で日経平均を約22円押し上げた。同2位はリクルートHDとなり、東京海上HD、コナミG、ソニーG、第一三共、三菱重工業などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 47734.99(-215.89)
値上がり銘柄数 100(寄与度+190.08)
値下がり銘柄数 122(寄与度-405.97)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
フジクラ 15965 675 22.73
リクルートHD 8014 121 12.22
東京海上HD 6394 218 11.01
コナミG 22690 240 8.08
ソニーG 4545 48 8.08
第一三共 4074 73 7.37
三菱重工業 4247 165 5.56
JPX 1778 81.5 5.49
IHI 3094 203 4.78
住友金属鉱山 5133 256 4.31
三井物産 3759 62 4.18
太陽誘電 3598 123 4.14
クレディセゾン 4000 122 4.11
伊藤忠商事 8549 115 3.87
アサヒGHD 1785.5 35 3.54
日東電工 3956 19 3.20
三菱電機 4089 94 3.17
良品計画 2702.5 46 3.10
三菱商事 3583 28 2.83
SOMPO 4780 127 2.57
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 20610 -420 -84.85
東エレク 29255 -835 -84.34
ファーストリテ 46710 -390 -31.52
信越化 5090 -115 -19.36
KDDI 2352.5 -44 -17.78
アドバンテ 17965 -40 -10.77
富士フイルム 3673 -97 -9.80
テルモ 2543.5 -29 -7.81
ダイキン工業 17650 -220 -7.41
ディスコ 52140 -1060 -7.14
HOYA 22155 -400 -6.73
ベイカレント 8651 -169 -5.69
オリンパス 1877.5 -39 -5.25
味の素 4193 -77 -5.19
塩野義製薬 2545 -51 -5.15
ブリヂストン 7041 -139 -4.68
レーザーテック 20030 -340 -4.58
キーエンス 58860 -1350 -4.55
オリエンタルランド 3444 -133 -4.48
SMC 50600 -1230 -4.14