10日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり24銘柄、値下がり201銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅反落。492.69円安の48087.75円(出来高概算13億733万株)で前場の取引を終えている。
9日の米国株式市場は下落。ダウ平均は243.36ドル安の46358.42ドル、ナスダックは18.75ポイント安の23024.63で取引を終了した。一部主要企業決算で消費の底堅さが示され、寄り付き後、上昇。しかし、政府機関の閉鎖が長期化し成長を妨げるとの懸念や、過去最高値付近でバブル警戒感も根強く売りに押され、下落に転じた。金利上昇も嫌気されたが、半導体が支え、ナスダックは終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。
米株式市場の動向を横目に、10日の日経平均は69.72円安の48510.72円と反落して取引を開始。その後は、想定以上の好決算発表で安心感が優勢となったファーストリテが下支えしたが、売り優勢の展開が続いて下げ幅を広げた。日経平均は昨日大幅高となり、25日移動平均線との乖離率が7.73%に拡大するなど高値警戒感が強まっていたため、幅広い銘柄で利益確定売りが出やすかった。さらに、政治空白が長期化していることに加え、次期新政権の枠組みが不透明なことなども投資家心理を慎重にさせた。
個別では、ファーストリテ、ファナック、良品計画、テルモ、ベイカレント、安川電、SMC、荏原、キーエンス、中外薬、資生堂、横河電、楽天グループ、OLCといった銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG、アドバンテス、東エレク、ソニーG、TDK、日東電、信越化、富士フイルム、第一三共、KDDI、HOYA、フジクラ、コナミG、京セラ、ダイキンなどは下落。
業種別では、証券・商品先物取引業、石油・石炭業、鉱業などが下落した一方で、小売業のみが上昇した。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約175円押し下げた。同2位はアドバンテストとなり、東エレク、ソニーG、TDK、日東電、信越化などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約247円押し上げた。同2位はファナックとなり、良品計画、テルモ、ベイカレント、安川電、荏原製などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 48087.75(-492.69)
値上がり銘柄数 24(寄与度+293.61)
値下がり銘柄数 201(寄与度-786.30)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 51350 3060 247.28
ファナック 4815 100 16.84
良品計画 2815 88 5.93
テルモ 2526.5 20 5.39
ベイカレント 8657 99 3.33
安川電機 4118 88 2.96
荏原製作所 4083 62 2.09
中外製薬 7369 16 1.62
SMC 53070 480 1.62
キーエンス 59530 410 1.38
横河電機 4512 32 1.08
資生堂 2584 29 0.98
楽天グループ 997.9 21.6 0.73
オリエンタルランド 3540 13 0.44
Jフロント 2517 23.5 0.40
JT 4879 10 0.34
ソシオネクスト 2895 9 0.30
丸井G 3023 9 0.30
高島屋 1764.5 7.5 0.25
ニデック 2697 3 0.16
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 22095 -870 -175.76
アドバンテ 17645 -360 -96.97
東エレク 29235 -465 -46.97
ソニーG 4467 -181 -30.47
TDK 2235.5 -46 -23.23
日東電工 3880 -117 -19.70
信越化 5038 -100 -16.84
第一三共 4053 -121 -12.22
富士フイルム 3587 -118 -11.92
KDDI 2368 -28 -11.31
HOYA 21580 -660 -11.11
フジクラ 16465 -320 -10.77
ダイキン工業 17585 -225 -7.58
コナミG 22325 -220 -7.41
京セラ 2003.5 -27.5 -7.41
トヨタ自動車 2906 -41.5 -6.99
7&iHD 1916 -64 -6.46
任天堂 12485 -180 -6.06
リクルートHD 8085 -60 -6.06
塩野義製薬 2482 -59 -5.96