14日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり31銘柄、値下がり192銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅続落。568.23円安の47520.57円(出来高概算13億776万株)で前場の取引を終えている。
13日の米国株式市場は反発。NYダウは587.98ドル高の46067.58ドル、ナスダックは490.18ポイント高の22694.61ポイントで取引を終えている。人工知能(AI)関連の大規模ディ―ルを受け投資家心理が改善し、さらにトランプ大統領やベッセント財務長官の発言を受けて対中関係の悪化懸念が後退し買戻しが強まったことを受け、寄り付き後、上昇。終日買戻しが続き、大引けに向けて上げ幅を拡大し、終了。セクター別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方、不動産管理・開発が下落した。
米株式市場の動向を横目に、14日の日経平均は642.07円安の47446.73円と続落して取引を開始した。寄付き直後から売り圧力が強まり、特にハイテク・電子関連株を中心に売りが波及した。為替も円高方向に振れ、輸出関連や業績先行株の重荷となった。政局の不透明感なども嫌気され、前場にかけては戻りを試す動きにも乏しく、買いが入りにくい需給構造が意識された。業種を問わず幅広い銘柄に売りが拡がる展開となった。
個別では、良品計画、ファーストリテ、アドバンテス、東エレク、レーザーテク、信越化、安川電、7&iHD、住友鉱、ローム、川崎船、イオン、ZOZO、DOWA、商船三井などの銘柄が上昇。
一方、中外薬、キーエンス、?日東電、ニデック、メルカリ、?荏原、ソフトバンクG、?太平洋セメ、横河電、ソシオネクスト、住友ファーマ、?第一三共、りそなHD、シャープ、横浜FGなどの銘柄が下落。
業種別では、海運業、小売業、鉄鋼が上昇。その他セクターは全体的に下落傾向で、なかでも電気機器、精密機器、情報通信業などが目立って軟調だった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約168円押し下げた。同2位は中外薬となり、ファナック、日東電、コナミG、ソニーG、リクルートHDなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは良品計画となり1銘柄で日経平均を約23円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、アドバンテスト、東エレク、レーザーテック、信越化、安川電などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 47520.57(-568.23)
値上がり銘柄数 31(寄与度+110.47)
値下がり銘柄数 192(寄与度-678.70)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
良品計画 3131 343 23.10
ファーストリテ 51770 270 21.82
アドバンテ 17880 45 12.12
東エレク 29380 100 10.10
レーザーテック 20840 615 8.28
信越化 5069 49 8.25
安川電機 4311 226 7.61
7&iHD 1975.5 64.5 6.52
住友金属鉱山 5211 193 3.25
ローム 2299 53 1.78
川崎汽船 2061 41.5 1.26
イオン 1841.5 11.5 1.16
ZOZO 1361 9 0.91
DOWA 5568 125 0.84
商船三井 4401 54 0.55
サッポロHD 7490 70 0.47
三井金属鉱業 13795 135 0.45
KDDI 2355.5 1 0.40
三越伊勢丹HD 2587.5 11.5 0.39
日本郵船 5004 26 0.26
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 21410 -835 -168.69
中外製薬 7091 -388 -39.19
ファナック 4615 -165 -27.78
日東電工 3684 -159 -26.77
コナミG 21675 -660 -22.22
ソニーG 4342 -119 -20.03
リクルートHD 7951 -171 -17.27
第一三共 3916 -148 -14.95
TDK 2185.5 -26 -13.13
キーエンス 57450 -2990 -10.07
バンナムHD 4724 -97 -9.80
ダイキン工業 17260 -285 -9.60
フジクラ 16295 -265 -8.92
京セラ 1959 -33 -8.89
HOYA 21260 -515 -8.67
大塚HD 7885 -222 -7.47
ブリヂストン 6602 -222 -7.47
東京海上HD 6202 -126 -6.36
セコム 5225 -91 -6.13
アステラス製薬 1586 -35 -5.89