東証グロース市場指数 960.77 +22.88/出来高 3億1767万株/売買代金 2002億円
東証グロース市場250指数 741.50 +18.93/出来高 2億6641万株/売買代金 1797億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅に3日ぶり反発。値上がり銘柄数は483、値下がり銘柄数は98、変わらずは24。
前日14日の米株式市場でダウ平均は続伸。対中関係悪化懸念が再燃し株価の重しとなった。一方、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が労働市場の下方リスク上昇を指摘したため10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まり、株価の支えとなった。ナスダックは下げを消せず、主要指数は高安まちまちで終了した。
今日のグロ-ス市場は終日買いが優勢の堅調な展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は2.77%高となった。昨日の米株式市場で主要指数は高安まちまちだったが、一時600ドルを超す下げとなったダウ平均が上げに転じ、200ドルあまり上昇して取引を終えたことが東京市場で安心感となった。また、東証グロース市場指数は昨日までの続落で4.6%下落したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。一方、引き続き政局の不透明感が強いことが投資家心理を慎重にさせているが、今日の新興市場は終日、反発相場となった。
個別では、25年11月期業績予想を上方修正したpropetec、上期営業利益が0.95億円と第1四半期の2.28億円の赤字から黒字に転じたVRAIN、第1四半期営業利益が前年同期比2.5倍となったmbs、メルカリがスキマバイト撤退発表でシェア拡大の期待が期待されたタイミーが上げた。時価総額上位銘柄では、トライアルやサンバイオが上昇。値上がり率上位には、ナノMRNA、リグアなどが顔を出した。
一方、25年12月期業績予想を下方修正したVIS、上期営業損益が0.53億円の赤字となったベースフード、第3四半期累計の営業損益が1.36億円の赤字と上期の0.17億円の黒字から赤字に転じたELEMENTS、前日ストップ高の反動安となったイーエムネットJが下げた。時価総額上位銘柄では、MTGやクラシルが下落。値下がり率上位には、イオレ、モビルスなどが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4571|NANO MRNA | 238| 50| 26.60|
2| 7090|リグア | 1438| 300| 26.36|
3| 135A|VRAIN | 2887| 500| 20.95|
4| 168A|イタミアート | 1394| 233| 20.07|
5| 6190|PXB | 568| 80| 16.39|
6| 186A|アストロスケール | 870| 118| 15.69|
7| 1401|mbs | 1411| 188| 15.37|
8| 5527|propetec | 763| 100| 15.08|
9| 338A|Zenmu | 7800| 1000| 14.71|
10| 9227|マイクロ波化学 | 843| 98| 13.15|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 2334|イオレ | 3300| -700| -17.50|
2| 7036|イーエムNJ | 955| -193| -16.81|
3| 4370|モビルス | 417| -80| -16.10|
4| 2936|ベースフード | 369| -61| -14.19|
5| 130A|VIS | 577| -90| -13.49|
6| 4429|リックソフト | 1025| -156| -13.21|
7| 5246|ELEMENTS | 816| -124| -13.19|
8| 4888|ステラファーマ | 311| -47| -13.13|
9| 4176|ココナラ | 416| -56| -11.86|
10| 280A|TMH | 1042| -133| -11.32|