17日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり45銘柄、値下がり177銘柄、変わらず3銘柄となった。
16日の米国株式市場は下落。寄り付き後は半導体関連株などに買いが入ったが、地区連銀の経済指標が低調だったことや地銀セクターを巡る信用懸念の再燃が重荷となった。特に地政学リスクの持続や金融セクターの軟調が相場の重しとなった。米株式市場の動向を横目に、17日の日経平均は反落して取引を開始した。米地銀の信用リスクの高まりへの警戒感や為替の円高推移が重しとなった。さらに、輸出関連や機械株などに売りが先行し、リスク回避ムードが広がった。前場には押し目買いも交じって下げ渋る展開も見られたが、需給面では売買の双方に慎重さが目立ち、目立ったリバウンドの主導力には乏しく、終日軟調な値動きとなった。
大引けの日経平均は前日比695.59円安の47582.15円となった。東証プライム市場の売買高は20億9347万株、売買代金は5兆952億円、業種別では保険業、銀行業、証券・商品先物取引業などが値下がり率上位、その他製品、食料品、水産・農林行などが値上がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は26%、対して値下がり銘柄は70%となっている。
値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約167円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、ファーストリテ、リクルートHD、日東電、東エレク、中外薬などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは任天堂となり1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。同2位はイオンとなり、KDDI、花王、住友鉱、アサヒ、資生堂などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 47582.15(-695.59)
値上がり銘柄数 45(寄与度+53.08)
値下がり銘柄数 177(寄与度-748.67)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
任天堂 12470 320 10.77
イオン 2180 78.5 7.93
KDDI 2368 19.5 7.88
花王 6297 87 2.93
住友金属鉱山 5448 127 2.14
アサヒGHD 1726 21 2.12
資生堂 2706 54.5 1.84
JT 5007 54 1.82
村田製作所 2817 14 1.13
大林組 2485.5 32 1.08
キリンHD 2187 26 0.88
三菱商事 3569 8 0.81
NTT 158.3 2.3 0.77
三菱重工業 4290 22 0.74
富士フイルム 3485 7 0.71
ニチレイ 1768.5 21 0.71
7&iHD 1991 7 0.71
横浜ゴム 5335 41 0.69
TOTO 3924 37 0.62
川崎汽船 2101.5 20.5 0.62
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 16870 -620 -167.01
ソフトバンクG 23030 -800 -161.62
ファーストリテ 51580 -590 -47.68
リクルートHD 7416 -230 -23.23
日東電工 3648 -135 -22.73
東エレク 30080 -170 -17.17
中外製薬 6881 -159 -16.06
信越化 4897 -80 -13.47
ディスコ 51770 -1970 -13.27
ファナック 4451 -76 -12.79
フジクラ 16445 -355 -11.95
TDK 2255.5 -22 -11.11
東京海上HD 5975 -216 -10.91
第一三共 3996 -95 -9.60
SCREEN 13605 -585 -7.88
コナミG 21805 -220 -7.41
バンナムHD 4662 -72 -7.27
ホンダ 1517.5 -30 -6.06
レーザーテック 20520 -445 -5.99
ネクソン 3048 -85 -5.72