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日経平均は大幅続伸、初の5万円到達、終日買い優勢の展開

前週末24日の米国市場は堅調。消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待に加え、10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを確信した買いが終日続いた。終盤にかけて上げ幅を拡大し、相場は過去最高値を更新し終了した。前週末の米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は大幅続伸でスタート。初めて5万円の大台に乗せた後は、終日高値圏での推移を継続した。前週末の米株高の流れに加え、米中対立の緩和期待や円安加速も追い風となり、幅広い銘柄が堅調に推移した。また、高市首相とトランプ米大統領による首脳会談に先んじて行われた、両氏による短時間の電話協議も先行き期待に繋がると捉えら投資家心理にポジティブに働いた。今週は国内主要企業の決算発表のほかにも注目イベントが数多く予定されているが、終日買い手優位の状態が続いた。

 大引けの日経平均は前営業日比1212.67円高の50512.32円となった。東証プライム市場の売買高は19億2747万株、売買代金は6兆1130億円だった。業種別では、非鉄金属、精密機器、証券・商品先物取引業などを筆頭に、東証全業種が上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は87.8%、対して値下がり銘柄は10.3%となっている。

 個別では、アドバンテ、ソフトバンクG、ファーストリテ、東エレク、フジクラ、TDK、HOYA、日東電、ファナック、ダイキン、テルモ、KDDI、任天堂、伊藤忠などの銘柄が上昇。

 一方、信越化、中外薬、良品計画、安川電、住友重、パナHD、日産化、東海カーボン、旭化成、三越伊勢丹、SUMCO、シャープなどの銘柄が下落。

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