[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;50453.64;+234.46
TOPIX;3291.26;+5.39
[寄り付き概況]
29日の日経平均は234.46円高の50453.64円と反発して取引を開始した。前日28日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.78ドル高の47706.37ドル、ナスダックは190.04ポイント高の23827.50で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)開始で利下げ期待に寄り付き後、上昇。対中首脳会談での通商合意期待も根強く続伸した。さらに、好決算が好感材料となったほか、半導体のエヌビディア(NVDA)がけん引し、相場は一段高。終日買いが先行し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、連日過去最高値を更新した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日米首脳会談が昨日終了したことも買い安心感となった。さらに、ここから国内3月決算企業の上期決算発表が佳境となることから、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となった。一方、日経平均は昨日、300円弱下落したが、依然、高値警戒感が意識され、株価の重しとなった。また、今晩、米国でFOMCの結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見、明日は日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁が記者会見が行われるほか、明日は米中首脳会談も予定されていることから、これらの結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、非鉄金属、機械、電気機器、ガラス土石製品、金属製品などが値上がり率上位、サービス業、不動産業、繊維製品、電気・ガス業、保険業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト、三井金属、フジクラ、ソフトバンクG、レーザーテック、日立、三菱電、村田製、パナHD、住友電工、ディスコ、イビデン、IHI、三菱重などが上昇。他方、ニデック、NRI、リクルートHD、東京海上、ファーストリテ、中外薬、JT、東電力HD、ダイキン、NTT、神戸物産、良品計画、KDDIなどが下落している。