31日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり97銘柄、値下がり125銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。622.65円高の51948.26円(出来高概算13億5183万株)で前場の取引を終えている。
前日30日の米国株式市場は下落。ダウ平均は109.88ドル安の47522.12ドル、ナスダックは377.33ポイント安の23581.14で取引を終了した。エヌビディア(NVDA)やメタ・プラットフォームズ(META)の下落が重しとなった。ダウは対中通商協議の進展が好感され一時上昇したものの政府機関閉鎖の長期化による経済への影響を懸念した売りにおされ失速し上げを消した。ナスダックは金利高も嫌気され、終日軟調に推移した。
米株市場を横目に、31日の日経平均は304.19円高の51629.80円と3日続伸して取引を開始した。朝方に52400円手前まで上げ幅を広げた後は、やや失速したものの52000円付近で推移した。日銀が追加利上げに慎重との見方が広がるなかで円安ドル高が進行、輸出関連株の追い風となった。また、昨日の日経平均は小幅高にとどまったが東証プライムの売買代金が初めて10兆円を超していたが、本日も物色意欲が旺盛となっている。
個別では、アドバンテス、ファーストリテ、コナミG、東エレク、ソフトバンクG、中外薬、ソシオネクスト、JT、ソニーG、フジクラ、野村総合研究所、日立、ネクソン、塩野義、リクルートHDなどの銘柄が上昇。
一方、京セラ、デンソー、OLC、ファナック、トヨタ、キーエンス、ホンダ、ニデック、レーザーテク、ヤマトHD、パナHD、日立建機、NEC、武田、スズキなどの銘柄が下落。
業種別では、電気・ガス業、食料品、情報・通信業などが上昇した一方で、輸送用機器、金属製品、サービス業などが下落した。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約204円押し上げた。同2位はコナミGとなり、ファーストリテ、ソフトバンクG、東エレク、中外薬、JTなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは京セラとなり1銘柄で日経平均を約24円押し下げた。同2位はデンソーとなり、OLC、ファナック、トヨタ、キーエンス、レーザーテックなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 51948.26(+622.65)
値上がり銘柄数 97(寄与度+800.00)
値下がり銘柄数 125(寄与度-177.35)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 23030 760 204.72
コナミG 25810 3775 127.11
ファーストリテ 56070 1570 126.87
ソフトバンクG 26575 275 55.56
東エレク 33530 540 54.55
中外製薬 7022 214 21.62
JT 5354 429 14.44
フジクラ 21225 420 14.14
ソシオネクスト 3410 419 14.11
ソニーG 4314 82 13.80
日立製作所 5282 319 10.74
野村総合研究所 6021 317 10.67
塩野義製薬 2568.5 85 8.59
ネクソン 3164 124 8.35
第一三共 3912 70 7.07
リクルートHD 7680 69 6.97
良品計画 3002 102 6.87
信越化 4639 40 6.73
HOYA 24615 390 6.57
トレンドマイクロ 7821 178 5.99
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
京セラ 2050.5 -91 -24.51
デンソー 2169 -131 -17.64
オリエンタルランド 3113 -352 -11.85
ファナック 4799 -62 -10.44
トヨタ自動車 3141 -44 -7.41
キーエンス 57890 -2120 -7.14
レーザーテック 28065 -510 -6.87
ニデック 1830 -117 -6.30
ホンダ 1563.5 -31 -6.26
ヤマトHD 2163.5 -167 -5.62
パナHD 1797.5 -126.5 -4.26
日立建機 5050 -94 -3.17
日本電気 5607 -168 -2.83
武田薬品工業 4176 -81 -2.73
TDK 2567 -4.5 -2.27
富士電機 11115 -335 -2.26
日東電工 3796 -13 -2.19
スズキ 2272 -15.5 -2.09
富士通 3944 -56 -1.89
日産化学 5223 -54 -1.82