31日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり122銘柄、値下がり102銘柄、変わらず1銘柄となった。
前日30日の米国株式市場は下落。エヌビディア(NVDA)やメタ・プラットフォームズ(META)の下落が重しとなった。ダウは対中通商協議の進展が好感され一時上昇したものの政府機関閉鎖の長期化による経済への影響を懸念した売りにおされ失速し上げを消した。ナスダックは金利高も嫌気され、終日軟調に推移した。
前日の米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は3日続伸して取引を開始。朝方に52400円手前まで上げ幅を広げた後は、やや失速した。ただ、その後も買い優勢の展開が続いて後場から再度じりじりと上げ幅を広げると、高値引けで終了した。日銀が追加利上げに慎重との見方が広がり円安ドル高が進行するなか、国内外企業の好決算を支えとする買いも続いた。今週は日米首脳会談や日銀金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控えていたが、波乱なく通過したことも投資家心理にポジティブに働いた。また、本日は東証株価指数(TOPIX)も最高値を更新した。
大引けの日経平均は前日比1085.73円高の52411.34円となった。東証プライム市場の売買高は28億8524万株、売買代金は8兆5645億円だった。業種別では、電気・ガス業、食料品、非鉄金属などが上昇した一方で、輸送用機器、金属製品、医薬品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は60%、対して値下がり銘柄は35%となっている。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約233円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、ソフトバンクG、コナミG、東エレク、TDK、村田製などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは京セラとなり1銘柄で日経平均を約24円押し下げた。同2位はデンソーとなり、第一三共、OLC、キーエンス、トヨタ、ホンダなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 52411.34(+1085.73)
値上がり銘柄数 122(寄与度+1252.27)
値下がり銘柄数 102(寄与度-166.54)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 23135 865 233.00
ファーストリテ 56660 2160 174.55
ソフトバンクG 27065 765 154.55
コナミG 25740 3705 124.75
東エレク 34180 1190 120.20
TDK 2673 101.5 51.26
村田製作所 3392 361 29.17
中外製薬 7049 241 24.34
豊田通商 4717 217 21.92
良品計画 3169 269 18.11
ソシオネクスト 3491 500 16.84
ソニーG 4332 100 16.84
JT 5365 440 14.82
HOYA 25085 860 14.48
フジクラ 21170 365 12.29
日立製作所 5318 355 11.95
住友電気工業 5650 351 11.82
野村総合研究所 6030 326 10.98
味の素 4373 156 10.51
リクルートHD 7708 97 9.80
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
京セラ 2050 -91.5 -24.65
デンソー 2161.5 -138.5 -18.65
第一三共 3669 -173 -17.48
オリエンタルランド 3120 -345 -11.62
キーエンス 57370 -2640 -8.89
トヨタ自動車 3138 -47 -7.91
ホンダ 1560 -34.5 -6.97
住友商事 4486 -168 -5.66
パナHD 1798.5 -125.5 -4.23
日立建機 5031 -113 -3.80
武田薬品工業 4153 -104 -3.50
ニデック 1883 -64 -3.45
ヤマトHD 2252 -78.5 -2.64
日本電気 5618 -157 -2.64
富士電機 11060 -390 -2.63
小松製作所 5166 -69 -2.32
レーザーテック 28410 -165 -2.22
京成電鉄 1228 -41.5 -2.10
日産化学 5217 -60 -2.02
オークマ 3445 -130 -1.75