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AI関連株への成長期待が再燃

 11日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後もリバウンド基調が強まりやすい相場展開になろう。10日の米国市場はNYダウが381ドル高、ナスダックは522ポイント高だった。米政府機関の閉鎖終了が近づいたとの期待から買いが先行した。ジョンソン下院議長が速やかな採決を呼びかけ期待感が高まった。さらに、エヌビディアが大幅高となり、AI関連株への成長期待が再燃する形となり、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の51275円、円相場は1ドル=154円00銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時50740円まで売られる場面もみられたが、終盤にかけての切り返しで一時51300円まで買われ、51260円とボリンジャーバンドの+1σを上回って終えた。昨日の日経平均株価は635円高で+1σ(50888円)を捉えてきており、同バンドを明確に上抜けてくることが見込まれる。エヌビディアの大幅高が支援材料となり、アドバンテストや東エレクがリバウンドをみせてくると見込まれ、半導体・AI関連株への物色が日経平均株価を押し上げる展開が期待される。

 本日はソフトバンクGの決算が控えている。指数インパクトが大きい値がさ株のため、決算内容を見極めたいとする様子見姿勢が強まる可能性はありそうだ。一方で、同社は直近の大幅な調整によって25日線を割り込み、-1σ水準まで下げてきたことで、決算を前に買い戻しを誘う可能性もある。リバウンドを強めてくるようだと、先物市場においてもロングを強めてくると考えられ、これがインデックスに絡んだ買いに向かわせて相場全体を押し上げてくる展開も意識しておきたい。

 もっとも、買い一巡後はこう着感が強まる可能性もあるため、決算を手掛かりにした個別での値幅取り狙いが中心になりやすい。なお、昨夕に決算を発表したところでは、構造計画HD、網屋、yutori、サンテック、大阪チタ、ホープ、ストライダーズ、日東工、フォーラムエンジニア、フォスター電、イーグル工、ニプロ、Iスペースなどが注目されよう。

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