11日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり105銘柄、値下がり117銘柄、変わらず3銘柄となった。
10日の米国株式市場は上昇。背景には、長期化していた米政府機関の閉鎖解消に向けた進展が報じられたことや、リスク許容度の改善を受けてハイテク株などが買われた流れがある。米株式市場の動向を横目に、11日の日経平均は続伸して取引を開始した。序盤は輸出関連やハイテク関連に買いが先行し、円相場のドル高・円安傾向も支援材料とされた。その後、利益確定売りも散見されながらも、高値警戒感が抑えられたことで堅調に推移。しかし前日に上昇した銘柄のリスク調整売りなども見られ、後場に値崩れしマイナス圏に突入、その後も浮上しきれないまま大引けを迎えた。
大引けの日経平均は前日比68.83円安の50842.93円となった。東証プライム市場の売買高は24億2797万株、売買代金は6兆7321億円、業種別では非鉄金属、海運業、陸運業などが値下がり率上位、空運業、電気・ガス業、水産・農林業などが値上がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は44％、対して値下がり銘柄は51％となっている。
値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約225円押し下げた。同2位はフジクラとなり、TDK、ディスコ、三菱地所、京セラ、SMCなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約88円押し上げた。同2位はソニーGとなり、ファーストリテ、中外薬、リクルートHD、イビデン、イオンなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 50842.93(-68.83)
値上がり銘柄数 105(寄与度+373.56)
値下がり銘柄数 117(寄与度-442.39)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 22695 440 88.24
ソニーG 4520 236 39.44
ファーストリテ 58630 400 32.09
中外製薬 7521 283 28.38
リクルートHD 8282 175 17.55
イビデン 13375 340 11.36
イオン 2390 87.5 8.77
第一三共 3392 87 8.72
ネクソン 3416 126 8.42
日東電工 3839 47 7.86
鹿島建設 5664 461 7.70
ファナック 5180 45 7.52
KDDI 2650 16.5 6.62
富士通 4265 196 6.55
任天堂 13615 195 6.52
味の素 3621 94 6.28
コナミG 24415 145 4.85
アステラス製薬 1790.5 25 4.18
住友ファーマ 2102.5 111.5 3.73
三井不動産 1694.5 36 3.61
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 19875 -845 -225.96
フジクラ 19285 -1225 -40.95
TDK 2448.5 -57 -28.58
ディスコ 47750 -2270 -15.18
三菱地所 3204 -185 -6.18
京セラ 2023 -22 -5.88
SMC 52360 -1730 -5.78
住友電気工業 5860 -170 -5.68
ベイカレント 6428 -167 -5.58
伊藤忠商事 9306 -144 -4.81
太陽誘電 3408 -142 -4.75
三井物産 3967 -68 -4.55
富士フイルム 3320 -42 -4.21
村田製作所 3178 -51 -4.09
SCREEN 12005 -265 -3.54
三菱商事 3638 -34 -3.41
日産化学 5036 -98 -3.28
東京海上HD 5803 -65 -3.26
ニトリHD 2474.5 -36.5 -3.05
良品計画 3398 -44 -2.94