14日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり114銘柄、値下がり107銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は大幅反落。847.29円安の50434.54円（出来高概算12億5389万株）で前場の取引を終えている。
前日13日の米国株式市場は大幅下落。ダウ平均797.60ドル安の47457.22ドル、ナスダックは536.10ポイント安の22870.36で取引を終了した。トランプ大統領の署名で政府機関が再開し材料出尽くしで寄り付き後、下落。根強い人工知能（AI）バブル懸念でハイテクが引き続き売られたほか、ウォルト・ディズニー（DIS）がダウの重しとなった。さらに、連邦準備制度理事会（FRB）高官のタカ派発言を受け利下げ期待が後退し、下落。トランプ政権によるベネズエラ侵攻の選択肢などの話題も懸念材料となり終盤にかけ下げ幅を拡大した。
米株市場を横目に、14日の日経平均は514.09円安の50767.74円と3日ぶり反落して取引を開始した。寄付き直後に大きく下げ幅を広げた後は、軟調もみ合い展開となった。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で昨日大引け時点よりやや円高・ドル安に振れたほか、直近の上昇に対する利益確定や持ち高調整目的の売りが広がった。
個別では、第一三共、京セラ、TOPPAN、ベイカレント、東建物、TDK、SMC、エムスリー、セコム、大塚HD、野村総合研究所、KDDI、三井不、ニトリHD、三越伊勢丹などの銘柄が上昇。
一方、アドバンテ、ソフトバンクG、東エレク、フジクラ、イビデン、荏原、ファーストリテ、レーザーテク、リクルートHD、ダイキン、任天堂、日立、ディスコ、トヨタ、住友電工などの銘柄が下落。
業種別では、非鉄金属、機械、電気機器などが下落した一方で、鉱業、不動産業、石油・石炭製品のなどが上昇した。
値上がり寄与トップは京セラとなり1銘柄で日経平均を約8円押し上げた。同2位は第一三共となり、TDK、TOPPAN、東建物、ベイカレント、セコムなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約267円押し下げた。同2位はアドバンテストとなり、東エレク、フジクラ、イビデン、荏原製、ファーストリテなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 50434.54(-847.29)
値上がり銘柄数 114(寄与度+127.08)
値下がり銘柄数 107(寄与度-974.37)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
京セラ 2106 31.5 8.42
第一三共 3506 81 8.12
TDK 2569 16 8.02
TOPPAN 4095 372 6.22
東京建物 3266 272 4.55
ベイカレント 6899 129 4.31
セコム 5268 64 4.28
ニトリHD 2552 48 4.01
KDDI 2636.5 10 4.01
SMC 57640 1030 3.44
三井不動産 1743 32.5 3.26
大塚HD 8287 89 2.97
三越伊勢丹HD 2597 84.5 2.82
野村総合研究所 6303 79 2.64
住友不動産 7243 78 2.61
エーザイ 4580 77 2.57
デンソー 2112.5 18 2.41
花王 6613 65 2.17
エムスリー 2655.5 26 2.09
横浜FG 1214.5 58 1.94
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 19835 -1335 -267.74
アドバンテ 19730 -940 -251.36
東エレク 32200 -1710 -171.47
フジクラ 19495 -1210 -40.44
イビデン 12855 -765 -25.57
荏原製作所 3843 -700 -23.40
ファーストリテ 56780 -240 -19.25
レーザーテック 28425 -805 -10.76
ダイキン工業 20485 -285 -9.53
任天堂 13415 -250 -8.36
ディスコ 47180 -1250 -8.36
日立製作所 5114 -235 -7.86
トヨタ自動車 3155 -43 -7.19
リクルートHD 8148 -71 -7.12
住友電気工業 6190 -185 -6.18
ファナック 5181 -36 -6.02
日東電工 3995 -36 -6.02
富士フイルム 3299 -59 -5.92
HOYA 23985 -340 -5.68
三菱重工業 4222 -159 -5.31