18日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり18銘柄、値下がり206銘柄、変わらず1銘柄となった。
17日の米国株式市場は下落。利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。根強い人工知能（AI）バブル警戒感からハイテクも引き続き売られ、相場の重しとなった。終日軟調に推移し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではメディア・娯楽が上昇した一方、半導体・同製造装置、耐久消費財・アパレルが下落した。米株式市場の動向を横目に、18日の日経平均は続落して取引を開始した。寄付き後は半導体や電子部品関連の売り先行で値を消す展開となり、為替市場では1ドル＝155円台で円安が進行したことが輸出関連株の下支え材料となったものの、米エヌビディア決算や9月分の米雇用統計発表を警戒する動きが広がり、株価は大きく落ち込んだ。需給面では大型株・半導体関連を中心に利益確定売りが先行し、終日を通して下げ幅を広げる展開となった。
大引けの日経平均は前日比1620.93円安の48702.98円となった。東証プライム市場の売買高は24億3356万株、売買代金は6兆4627億円、業種別では全業種が下落し、非鉄金属、電気機器、機械などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は12.2％、対して値下がり銘柄は85.7％となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約304円押し下げた。同2位はアドバンテストとなり、東エレク、フジクラ、TDK、ファナック、イビデンなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは電通グループとなり1銘柄で日経平均を約2円押し上げた。同2位は塩野義薬となり、花王、日ハム、KDDI、日揮HD、大日印などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 48702.98(-1620.93)
値上がり銘柄数 18(寄与度+16.52)
値下がり銘柄数 206(寄与度-1637.45)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
電通グループ 3469 86 2.87
塩野義製薬 2706 21 2.11
花王 6561 61 2.04
日本ハム 6835 108 1.80
KDDI 2664 3.5 1.40
日揮HD 1835.5 36.5 1.22
大日本印刷 2469.5 28 0.94
JR東海 4068 56 0.94
ファーストリテ 53520 10 0.80
オリエンタルランド 3005 22.5 0.75
ネクソン 3663 10 0.67
東日本旅客鉄道 3800 32 0.32
王子ホールディングス 782 5.6 0.19
小田急電鉄 1651.5 9.5 0.16
明治HD 3195 9 0.12
京王電鉄 3815 12 0.08
キリンHD 2420 2 0.07
ZOZO 1282.5 0.5 0.05
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 18820 -1520 -304.84
アドバンテ 19260 -740 -197.88
東エレク 31480 -1820 -182.50
フジクラ 17875 -1965 -65.68
TDK 2414.5 -90 -45.12
ファナック 4856 -227 -37.94
イビデン 12140 -1125 -37.60
日東電工 3680 -182 -30.42
リクルートHD 7695 -287 -28.78
信越化 4480 -150 -25.07
ダイキン工業 19190 -745 -24.90
コナミG 23035 -715 -23.90
レーザーテック 26920 -1760 -23.53
ソニーG 4409 -139 -23.23
豊田通商 4723 -206 -20.66
中外製薬 8300 -203 -20.36
住友電気工業 5941 -592 -19.79
テルモ 2341 -61.5 -16.45
京セラ 2009.5 -57.5 -15.38
トヨタ自動車 3029 -90 -15.04