26日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり209銘柄、値下がり16銘柄、変わらず0銘柄となった。
前日25日の米国株式市場は続伸。雇用関連指標や小売売上高が予想を下回り年内の利下げ期待が高まったが、一部ハイテクが重しとなった。その後、消費者信頼感指数の低下や、次期FRB議長候補として国家経済会議のハセット委員長が「最有力候補」と伝えられると12月の利下げ確率がさらに上昇し金利安が好感された。
米株市場を横目に本日の日経平均は続伸して取引を開始、寄付き直後から大きく上げ幅を広げた。その後は高値圏でもみ合う展開となり、大幅高で取引を終了した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなったほか、日経平均は48000円台半ばが下値支持帯として意識されており、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。投資家心理が改善する中、東証プライム市場の幅広い銘柄がプラス圏で推移しており、終日買い手優位の状況が続いた。
大引けの日経平均は前営業日比899.55円高の49559.07円となった。東証プライム市場の売買高は23億2167万株、売買代金は6兆1067億円だった。業種別では、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、銀行業など多くの業種が上昇した一方で、海運業のみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は88.2％、対して値下がり銘柄は9.7％となっている。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約174円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、ファーストリテ、リクルートHD、ソニーG、フジクラ、信越化などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはイビデンとなり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位はキッコーマンとなり、コナミG、キーエンス、トレンド、ベイカレント、郵船などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 49559.07(+899.55)
値上がり銘柄数 209(寄与度+926.96)
値下がり銘柄数 16(寄与度-27.41)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 16260 870 174.48
アドバンテ 19460 380 101.61
ファーストリテ 56990 1000 80.22
リクルートHD 8036 290 29.08
ソニーG 4525 137 22.90
フジクラ 18035 655 21.89
信越化 4617 127 21.23
中外製薬 8564 206 20.66
ファナック 4935 119 19.89
KDDI 2704 37 14.84
大塚HD 9027 367 12.27
ダイキン工業 20095 365 12.20
豊田通商 4850 121 12.13
トヨタ自動車 3141 64 10.70
三井物産 4133 146 9.76
テルモ 2467 36 9.63
村田製作所 3169 113 9.07
ディスコ 43990 1230 8.22
HOYA 23650 485 8.11
日東電工 3797 46 7.69
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
イビデン 10905 -425 -14.21
キッコーマン 1424.5 -24 -4.01
コナミG 23760 -70 -2.34
キーエンス 53550 -500 -1.67
トレンドマイクロ 7772 -48 -1.60
ベイカレント 6711 -38 -1.27
日本郵船 4901 -40 -0.40
住友電気工業 6051 -11 -0.37
ヤマトHD 2254 -11 -0.37
電通グループ 3464 -8 -0.27
商船三井 4391 -21 -0.21
ソフトバンク 224.4 -0.6 -0.20
大和ハウス工業 5335 -5 -0.17
日本電気 6009 -9 -0.15
日本製鉄 616 -8 -0.13
NXHD 3288 -4 -0.04