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日経平均は51円高でスタート、マンダムや北海電力などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;50218.96;+51.86
TOPIX;3366.66;-1.91

[寄り付き概況]

 28日の日経平均は51.86円高の50218.96円と4日続伸して取引を開始した。前日27日の米国市場は感謝祭の祝日で休場。欧州主要市場は、英FTSETM100が0.02%高、独DAXが0.18%高、仏CAC40が0.04%高。

 今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の欧州市場で主要指数が小幅ながら上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で円相場が引き続き円安方向で推移していることが東京市場で安心感となった。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で1500円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、日経平均は昨日段階で50190円に位置する25日移動平均線が上値抵抗線として意識され、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。なお、取引開始前に発表された10月の完全失業率(季節調整値)は2.6%となり前月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍で前月から0.02ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.20倍だった。同じく取引開始前に発表された11月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.8%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.7%上昇だった。また、10月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比1.4%上昇だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.6%低下だった。対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は11月16-22日に国内株を2週連ぶりに売り越した。売越額は3487億円だった。

 セクター別では、非鉄金属、鉄鋼、その他製品、食料品、機械などが値上がり率上位、不動産業、医薬品、卸売業、陸運業、建設業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、マンダム、北海電力、古河電工、TOPPAN、住友電工、アサヒ、すかいらーく、東電力HD、三菱重、任天堂、ホンダ、JT、郵船、フジクラなどが上昇。他方、JX金属、中外薬、パナHD、東エレク、村田製、富士通、ソフトバンクG、NEC、キーエンス、ファーストリテ、レーザーテック、トヨタ、三菱商などが下落している。

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