2日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり128銘柄、値下がり91銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は反発。195.78円高の49499.06円（出来高概算10億2372万株）で前場の取引を終えている。
前日1日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は427.09ドル安の47289.33ドル、ナスダックは89.77ポイント安の23275.92で取引を終了した。暗号資産相場の下落や円キャリートレードの巻き戻しなどのリスクが警戒され、寄り付き後、下落。さらに、ISM製造業景況指数が予想外に悪化し、経済の成長減速懸念も重しとなった。その後も、ベネズエラを巡る地政学的リスクの上昇や、長期金利の上昇も嫌気され、相場は下落。終盤にかけても売りが続き終了した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、エネルギーが上昇した一方、資本財・公益事業が下落した。
米株式市場の動向を横目に、2日の日経平均は191.30円高の49494.58円と反発して取引を開始した。東京市場では買い先行の展開となり、輸出関連や為替感応銘柄に対して円安・ドル高の進行が支えとなった。あわせて、国内外の需給バランスがやや引き締まり気味との見方もあり、前場序盤から全般にしっかりした売買が観測された。
個別では、ファーストリテ、ファナック、アドバンテスト、コナミG、レーザーテク、フジクラ、住友電、KDDI、信越化、TDK、HOYA、セコム、ニトリHD、ガイシ、安川電などの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG、第一三共、リクルートHD、トヨタ、豊田通商、ベイカレント、三越伊勢丹、オリンパス、エーザイ、デンソー、ホンダ、三井不、住友ファーマ、キーエンス、SUBARUなどの銘柄が下落。
業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、ゴム製品、化学、電気機器、精密機器、食料品、銀行業などが買われるなか、医薬品、機械、情報・通信業、輸送用機器、不動産業などが軟調だった。特に非鉄金属と石油・石炭製品セクターの堅調さが目立った。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約64円押し上げた。同2位はファナックとなり、アドバンテスト、コナミG、レーザーテック、フジクラ、住友電工などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約67円押し下げた。同2位は第一三共となり、リクルートHD、東エレク、ベイカレント、豊田通商、トヨタなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 49499.06(+195.78)
値上がり銘柄数 128(寄与度+371.07)
値下がり銘柄数 91(寄与度-175.29)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 56750 800 64.18
ファナック 5410 372 62.17
アドバンテ 19875 175 46.80
コナミG 23555 465 15.54
レーザーテック 28695 940 12.57
フジクラ 16680 335 11.20
住友電気工業 6612 282 9.43
HOYA 23485 415 6.94
KDDI 2667 17 6.82
セコム 5429 92 6.15
ニトリHD 2732.5 71.5 5.97
日本碍子 3241 171 5.72
信越化 4688 32 5.35
中外製薬 8125 53 5.31
TDK 2486.5 9 4.51
安川電機 4157 133 4.45
キッコーマン 1425.5 25 4.18
イビデン 11440 120 4.01
ディスコ 43040 590 3.94
キヤノン 4595 70 3.51
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 16200 -335 -67.19
第一三共 3687 -131 -13.14
リクルートHD 7864 -113 -11.33
東エレク 31580 -50 -5.01
ベイカレント 6514 -143 -4.78
豊田通商 4934 -47 -4.71
トヨタ自動車 3055 -27 -4.51
三越伊勢丹HD 2351 -110 -3.68
オリンパス 2038 -27 -3.61
エーザイ 4693 -97 -3.24
ホンダ 1520.5 -14.5 -2.91
デンソー 2023.5 -19.5 -2.61
SUBARU 3370 -68 -2.27
三井不動産 1743 -22.5 -2.26
キーエンス 51770 -670 -2.24
住友ファーマ 2503.5 -66.5 -2.22
バンナムHD 4429 -21 -2.11
ソシオネクスト 2172 -58 -1.94
ダイキン工業 19890 -55 -1.84
武田薬品工業 4455 -54 -1.80