3日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり94銘柄、値下がり129銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は続伸。559.49円高の49862.94円（出来高概算10億6068万株）で前場の取引を終えている。
前日2日の米国株式市場は反発。ダウ平均は185.13ドル高の47474.46ドル、ナスダックは137.76ポイント高の23413.68で取引を終了した。暗号資産市場の回復でリスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会（FRB）議長候補を来年初旬に指名するとしながらも、ハセット国家経済会議（NEC）委員長に言及したため積極的な利下げ期待に相場は終日堅調に推移。長期金利も伸び悩み相場を支援した。
米株市場を横目に、12月3日の日経平均は237.19円高の49540.64円と続伸して取引を開始。その後は49700円付近で推移したが、前引けにかけて上げ幅を広げる展開となり、高値圏で前場の取引を終了した。昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数（SOX指数）が1.84％上昇と、ダウやナスダックと比べ上昇率が大きく、東京市場でも半導体関連株の株価支援要因となった。また、米国で来年以降の継続利下げ期待が高まっている点も投資家心理にポジティブに働いている。
個別では、アドバンテ、ソフトバンクG、東エレク、リクルートHD、レーザーテック、イビデン、スクリン、住友電、フジクラ、ディスコ、太陽誘電、荏原、日東電工、ルネサス、安川電などの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ、コナミG、第一三共、イオン、TDK、ファナック、信越化学工業、ニトリHD、KDDI、バンナムHD、トヨタ、任天堂、スズキ、HOYA、キッコーマンなどは下落。
業種別では、非鉄金属、電気機器、機械などが上昇した一方で、銀行業、電気・ガス業、小売業などが下落した。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約270円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、東エレク、レーザーテック、リクルートHD、イビデン、フジクラなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約24円押し下げた。同2位はTDKとなり、第一三共、コナミG、イオン、ファナック、信越化などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 49862.94(+559.49)
値上がり銘柄数 94(寄与度+791.69)
値下がり銘柄数 129(寄与度-232.20)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 20820 1010 270.08
ソフトバンクG 16490 820 164.45
東エレク 32690 1390 139.38
レーザーテック 29995 1755 23.46
リクルートHD 8041 230 23.06
イビデン 11675 505 16.88
フジクラ 17060 460 15.38
SCREEN 14035 1030 13.77
住友電気工業 6973 408 13.64
ディスコ 44050 1540 10.30
太陽誘電 3717 243 8.12
荏原製作所 3950 183 6.12
日東電工 3784 32 5.35
中外製薬 8198 48 4.81
安川電機 4347 135 4.51
ルネサス 1941.5 129 4.31
クレディセゾン 4018 121 4.04
三井金属鉱業 18000 1025 3.43
住友ファーマ 2520.5 96 3.21
豊田通商 4923 30 3.01
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 56640 -310 -24.87
TDK 2462 -29 -14.54
第一三共 3572 -142 -14.24
コナミG 22785 -420 -14.04
イオン 2625 -139 -13.94
ファナック 5309 -57 -9.53
信越化 4676 -50 -8.36
ニトリHD 2632 -96.5 -8.06
バンナムHD 4358 -69 -6.92
スズキ 2361 -41 -5.48
キッコーマン 1387 -31.5 -5.26
HOYA 23355 -305 -5.10
KDDI 2659 -12.5 -5.01
トヨタ自動車 3017 -28 -4.68
任天堂 12730 -135 -4.51
良品計画 2966 -54 -3.61
ソニーG 4422 -20 -3.34
7＆iHD 2115 -33 -3.31
ネクソン 3754 -46 -3.08
テルモ 2385 -11.5 -3.08