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日経平均は78円高でスタート、TOWAやファナックなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;49942.94;+78.26
TOPIX;3340.71;+6.39

[寄り付き概況]

 4日の日経平均は78.26円高の49942.94円と3日続伸して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は408.44ドル高の47882.90ドル、ナスダックは40.42ポイント高の23454.09で取引を終了した。ダウ、ナスダックともにマイナス圏でのスタートとなったが、ダウは寄り付き直後にプラスに転じ、その後は堅調に推移した。取引開始前に発表された11月のADP雇用統計で民間雇用者数が予想外に減少したことを受け、年内の追加利下げへの期待が継続、相場を下支えした。ナスダックは一部ハイテク株の下落が重しとなり、前日終値近辺でのもみ合いが続いた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が弱含みで推移したことも東京市場で安心感となった。さらに、昨日の東京市場で人工知能(AI)や半導体関連株が活発に物色されたことも投資家心理を上向かせた。一方、引き続き国内長期金利の上昇や日銀の12月利上げ観測が株価の重しとなった。また、昨日の東京市場では日経平均が大幅に上昇したが、東証プライムの値下がり銘柄数は1120銘柄と値上がり銘柄数の432銘柄を大幅に上回たほか、TOPIXが下落して取引を終えたことなどから、全体相場は見かけほど強くないと見る向きもあった。さらに、日経平均は50200円台に位置する25日移動平均線が上値抵抗線として意識され、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は11月23-29日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は6556億円だった。

 セクター別では、鉱業、情報・通信業、石油石炭製品、卸売業、輸送用機器などが値上がり率上位、空運業、ゴム製品、鉄鋼、サービス業、電気・ガス業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、TOWA、安川電、ルネサス、ファナック、住友鉱、ディスコ、ソフトバンクG、スクリーンHD、JX金属、日東紡、SUBARU、村田製、サンリオなどが上昇。他方、東電力HD、住友ファーマ、住友電工、JT、古河電工、NEC、NTT、リクルートHD、TDKなどが下落している。

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