4日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり185銘柄、値下がり37銘柄、変わらず3銘柄となった。
前日3日の米国株式市場は続伸。ダウ、ナスダックともにマイナス圏でのスタートとなったが、ダウは寄り付き直後にプラスへ転じ、その後は堅調に推移した。取引開始前に発表された11月のADP雇用統計で民間雇用者数が予想外に減少したことを受け、年内の追加利下げへの期待が継続、相場を下支えした。ナスダックは一部ハイテク株の下落が重しとなり、前日終値近辺でのもみ合いが続いた。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、テクノロジー・ハード・機器が下落した。
米株式市場の動向を横目に、4日の日経平均は続伸して取引を開始した。寄付き後も堅調な展開が続き、為替のドル円が円安方向に推移したことで、輸出関連を中心に買いの手が先行した。半導体関連株や産業用ロボット株が牽引する形で市場全体も終日堅調な値動きとなり、米市場の追い風と円安を背景に安心感が広がった様子だった。
大引けの日経平均は前日比1163.74円高の51028.42円となった。東証プライム市場の売買高は21億8294万株、売買代金は5兆7616億円、業種別では卸売業、情報・通信業、証券・商品先物取引業などが値上がり率上位、水産・農林業、電気・ガス業、非鉄金属などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は79.0％、対して値下がり銘柄は17.7％となっている。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約306円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、ファナック、東エレク、信越化、中外薬、TDKなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約42円押し下げた。同2位はエムスリーとなり、荏原製、住友ファーマ、住友電工、フジクラ、日ハムなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 51028.42(+1163.74)
値上がり銘柄数 185(寄与度+1247.65)
値下がり銘柄数 37(寄与度-83.91)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 18200 1530 306.85
ファーストリテ 58100 1520 121.94
ファナック 5953 684 114.32
東エレク 33820 1040 104.29
信越化 4868 184 30.75
中外製薬 8472 259 25.97
TDK 2481 50.5 25.32
レーザーテック 32200 1890 25.27
リクルートHD 8422 219 21.96
三菱商事 3838 168 16.85
トヨタ自動車 3103 98 16.38
安川電機 4769 487 16.28
ダイキン工業 20250 480 16.04
テルモ 2423 46.5 12.43
三井物産 4281 180 12.03
豊田通商 5035 120 12.03
キーエンス 55740 3420 11.43
日東電工 3813 68 11.36
村田製作所 3447 132 10.59
大塚HD 9333 289 9.66
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 20700 -160 -42.78
エムスリー 2302.5 -97 -7.78
荏原製作所 3892 -126 -4.21
住友ファーマ 2435.5 -121 -4.04
住友電気工業 6720 -119 -3.98
フジクラ 16950 -80 -2.67
日本ハム 6737 -126 -2.11
横浜ゴム 6100 -119 -1.99
野村総合研究所 6212 -55 -1.84
スズキ 2356 -12 -1.60
JT 5769 -45 -1.50
清水建設 2679 -41 -1.37
日本電気硝子 6316 -127 -1.27
古河電気工業 9813 -277 -0.93
キリンHD 2367.5 -26 -0.87
三井金属鉱業 17525 -250 -0.84
ニッスイ 1199 -17.5 -0.58
日本電気 5727 -34 -0.57
大和ハウス工業 5142 -16 -0.53
サッポロHD 8050 -43 -0.29