8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり177銘柄、値下がり48銘柄、変わらず0銘柄となった。
5日の米国市場は堅調に推移。ダウ平均、ナスダック総合指数ともに上昇して寄り付き、その後も堅調に推移した。FOMC(連邦公開市場委員会)での追加利下げ観測が相場を下支えした。ただ週末のポジション調整による売り圧力から上値は重く、終日、小幅な値動きに終始した。前週末の米株市場を横目に、本日の日経平均は前営業日比151.22円高の50643.09円と反発でスタート。直後にマイナス圏に転落、その後はじりじりと下げ幅を縮小するものの前場時点で明確にプラス圏に浮上できなかった。後場からはプラス圏に浮上したが、上げ幅を広げる動きは限定的で小動きで推移した。9日から10日にかけて開催される米FOMCや12月18-19日に開催される日銀金融政策決定会合を控える中、値がさのハイテク株を手掛けにくい動きが続いた。ただ、TOPIX(東証株価指数)は終日プラス圏で推移しており、東証プライム市場では不動産や建設など内需関連含めて幅広い銘柄が堅調に推移していた。
大引けの日経平均は前営業日比90.07円高の50581.94円となった。東証プライム市場の売買高は19億5404万株、売買代金は5兆191億円だった。業種別では、小売業、銀行業、その他製品などが下落した一方で、非鉄金属、不動産業、建設業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は78.7%、対して値下がり銘柄は17.5%となっている。
値上がり寄与トップはフジクラ、同2位はコナミGとなり、2銘柄で日経平均を約61円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもフジクラで6.99%高、同2位は三菱地所で5.47%高だった。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約173円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはイオンで6.86%安、同2位はソフトバンクGで3.27%安だった。
*15:30現在
日経平均株価 50581.94(+90.07)
値上がり銘柄数 177(寄与度+353.95)
値下がり銘柄数 48(寄与度-263.88)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
フジクラ 18455 1205 40.28
コナミG 23025 630 21.06
アドバンテ 20250 50 13.37
豊田通商 5084 126 12.63
ディスコ 47460 1360 9.09
住友電気工業 6941 266 8.89
住友不動産 7576 257 8.59
三菱商事 3819 75 7.52
オリンパス 2078.5 51 6.82
三菱地所 3820 198 6.62
TDK 2446 13 6.52
セコム 5418 93 6.22
伊藤忠商事 9363 172 5.75
ベイカレント 6808 170 5.68
住友商事 5055 155 5.18
三菱電機 4621 153 5.11
スズキ 2330.5 37.5 5.01
三井不動産 1799 48 4.81
野村総合研究所 6182 143 4.78
トヨタ自動車 3060 28 4.68
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 18655 -630 -126.35
ファーストリテ 56150 -590 -47.33
イオン 2349 -173 -17.35
リクルートHD 8096 -153 -15.34
レーザーテック 31760 -840 -11.23
任天堂 12320 -180 -6.02
ソニーG 4300 -32 -5.35
ファナック 5907 -24 -4.01
小松製作所 5035 -85 -2.84
7&iHD 2068 -28 -2.81
第一三共 3429 -27 -2.71
JPX 1703 -34 -2.27
キッコーマン 1379.5 -13.5 -2.26
日立建機 4600 -60 -2.01
トレンドマイクロ 7111 -56 -1.87
ZOZO 1292 -14 -1.40
エムスリー 2212 -17 -1.36
味の素 3555 -20 -1.34
三菱UFJ 2498.5 -31 -1.04
中外製薬 8224 -9 -0.90