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FOMCを受けた米国株の上昇を背景に買い先行スタート

[本日の想定レンジ]
10日のNYダウは497.46ドル高の48057.75ドル、ナスダック総合指数は77.67pt高の23654.16pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比260円高の50860円だった。本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを実施、堅調な景気見通しを示したことを受けて上昇した前日の米国株高を背景に買いが先行して始まりそうだ。前日はFOMCの結果待ちで持ち高調整の動きに日経平均は小反落した。注目されたFOMCでは、想定通り0.25%の利下げを決めたものの、パウエル米連峰準備制度理事会(FRB)議長の会見も想定していたほどタカ派的な内容ではなかったと受け止められたことも支援材料になったようだ。なお、ナイトセッションの日経225先物も値を上げており、東京市場も買いが先行するだろう。また、前日にTOPIXが一時史上最高値を更新するなど強い動きとなっただけに、きょうも同様に強い動きが続けば、日経平均も水準訂正の動きにつながるかもしれない。ただ、11月の米雇用統計は16日に、11月の消費者物価指数(CPI)は18日に発表される予定で、結果次第ではFOMCの金融政策見通しに修正が迫られる可能性があるだけに、先行き不透明感は拭えていないと想定される。また、円相場も1ドル=155円台後半へと円高に振れていることも投資家心理を冷やす要因になるかもしれず、買いが一巡したあとは、見送りムードが強まることも想定されよう。上値のめどは、11月11日の高値(51513円)や心理的な節目の52000円、52500、下値のめどは、25日線(50093円)や心理的な節目の50000円、49000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限51000円-下限50500円

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