■株主還元策
ハークスレイは、安定的な配当の継続を基本方針とし、将来に向けた成長投資に利益を配分するとともに、株主への利益還元重視の姿勢をより明確にするため、1株当たり当期純利益の伸長にあわせて「前年を下回らない増配を目指す」としている。中期経営目標では最終年度の2028年3月期に年間配当35.0円とする目標を掲げており、毎年2.0円から3.0円前後の増配ペースが期待できる。自己株式の取得については、資本水準や株式市場の環境に加え、ROEや1株当たり当期純利益が伸長する効果を総合的に勘案し、機動的に実施するとしている。2026年3月期は、期初予想を据え置き、年間配当28.0円(同2.0円増配、中間期14.0円確定済、期末14.0円)、配当性向51.8%を予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)