12日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり204銘柄、値下がり19銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は反発。461.22円高の50610.04円(出来高概算12億878万株)で前場の取引を終えている。
前日11日の米国株式市場は指数によって高安まちまち。ダウ平均は646.26ドル高の48704.01ドル、ナスダックは60.30ポイント安の23593.86で取引を終了した。ダウは終日プラス圏でしっかりとした展開、前日の追加利下げを素直に好感する買いが相場を支え最高値を更新した。ナスダックは終日軟調。前日に発表されたオラクルの第2四半期決算の内容がAIバブル懸念を再燃させ、AI関連株へ売りが波及した。
米株市場を横目に、12日の日経平均は331.41円高の50480.23円と3日ぶり反発して取引を開始した。朝方に上げ幅を広げた後は、買い一巡感が台頭。やや上げ幅を縮小して、50600円付近で推移した。昨日の米株式市場でダウ平均が大幅高で最高値を更新したことが国内投資家心理の支えとなった。また、25日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。ただ、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落しており、東京市場でもハイテク株や半導体関連株の下落が指数の重しとなった。
個別では、ファーストリテ、ファナック、信越化、日東電、トヨタ、リクルートHD、中外薬、TDK、豊田通商、京セラ、住友不、伊藤忠、ダイキン、任天堂、コナミGなどの銘柄が上昇。
一方、アドバンテ、東エレク、ディスコ、KDDI、荏原、スクリン、エムスリー、ソシオネクスト、住友ファーマ、ローム、クボタ、日電硝、INPEX、ニコンなどの銘柄が下落。
業種別では、繊維製品、不動産業、銀行業など幅広い業種が上昇した一方で、鉱業、水産・農林業の2業種のみが下落した。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約129円押し上げた。同2位はファナックとなり、信越化、日東電、TDK、ソフトバンクG、リクルートHDなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約113円押し下げた。同2位は東エレクとなり、ディスコ、KDDI、スクリーンHD、エムスリー、住友ファーマなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 50610.04(+461.22)
値上がり銘柄数 204(寄与度+673.77)
値下がり銘柄数 19(寄与度-212.55)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 57170 1620 129.96
ファナック 6240 244 40.78
信越化 4782 172 28.75
日東電工 3857 140 23.40
TDK 2312 37 18.55
ソフトバンクG 17315 90 18.05
リクルートHD 8298 167 16.75
トヨタ自動車 3203 93 15.54
中外製薬 8521 145 14.54
豊田通商 5173 112 11.23
住友不動産 7908 317 10.60
京セラ 2210 36.5 9.76
ダイキン工業 19880 265 8.86
コナミG 22525 265 8.86
ソニーG 4152 52 8.69
任天堂 11655 255 8.52
伊藤忠商事 9815 245 8.19
東京海上HD 5712 158 7.92
ベイカレント 6694 200 6.69
村田製作所 3389 82 6.58
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 20615 -425 -113.65
東エレク 31860 -740 -74.20
ディスコ 47920 -1410 -9.43
KDDI 2683 -11 -4.41
SCREEN 13080 -155 -2.07
エムスリー 2055.5 -23.5 -1.89
住友ファーマ 2267 -44 -1.47
荏原製作所 3990 -44 -1.47
ソシオネクスト 2288 -33.5 -1.12
クボタ 2265 -22.5 -0.75
ローム 2134 -18.5 -0.62
日本電気硝子 6185 -32 -0.32
ニコン 1839.5 -8.5 -0.28
ニッスイ 1202.5 -7.5 -0.25
武田薬品工業 4465 -6 -0.20
INPEX 3193 -14 -0.19
シャープ 780 -5.4 -0.18
カナデビア 976 -5 -0.03
SUMCO 1343 -4 -0.01