15日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり105銘柄、値下がり117銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は大幅反落。744.45円安の50092.10円(出来高概算11億6543万株)で前場の取引を終えている。前週末12日の米国市場でダウ平均は245.96ドル安の48458.05ドル、ナスダックは398.69ポイント安の23195.17で取引を終了。ダウ平均株価は、FRBの追加利下げ期待を好感し、プラス圏で取引を開始した。しかし、ハイテク株の売りが重しとなり失速、下落に転じた。ナスダックは終日軟調な展開。前日決算を発表した半導体大手ブロードコムの急落が響き、AI関連株や半導体セクター全般に売りが波及した。米株市場を横目に、15日の日経平均は前営業日比484.46円安の50352.09円と反落でスタート。朝方に下げ幅を広げた後は、マイナス圏で軟調に推移した。値がさハイテク株を中心に売られるなか、日経平均株価は12月のSQ値(50536.54円)を寄り付きから下回り、投資家心理を悪化させた。また、日銀が発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)で景況感の改善が示されており、引き続き日銀の利上げ観測も投資家心理を慎重にさせている。
値下がり寄与トップはアドバンテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約580円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはソフトバンクGで7.21%安、同2位は日本製鋼所で7.16%安だった。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はリクルートHDとなり、2銘柄で日経平均を約40円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはイオンで5.26%高、同2位はメルカリで4.04%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 50092.10(-744.45)
値上がり銘柄数 105(寄与度+201.65)
値下がり銘柄数 117(寄与度-946.10)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 57380 260 20.86
リクルートHD 8512 200 20.06
信越化 4928 92 15.38
豊田通商 5333 128 12.84
イオン 2409.5 120.5 12.08
第一三共 3459 98 9.83
トヨタ自動車 3316 56 9.36
アステラス製薬 2111 56 9.36
KDDI 2701.5 17.5 7.02
塩野義製薬 2726.5 50 5.01
トレンドマイクロ 6862 141 4.71
中外製薬 8589 46 4.61
住友不動産 7987 123 4.11
メルカリ 3100 120.5 4.03
大塚HD 9420 108 3.61
キッコーマン 1456.5 21.5 3.59
東京海上HD 5824 59 2.96
7&iHD 2198.5 28.5 2.86
JPX 1776 38 2.54
三菱地所 3918 60 2.01
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 19580 -1205 -322.22
ソフトバンクG 16605 -1290 -258.71
TDK 2225 -114.5 -57.41
ファナック 6124 -191 -31.92
イビデン 11900 -855 -28.58
東エレク 31250 -250 -25.07
フジクラ 17755 -745 -24.90
ダイキン工業 19600 -400 -13.37
日東電工 3794 -70 -11.70
村田製作所 3263 -137 -10.99
任天堂 11500 -230 -7.69
ディスコ 47730 -1080 -7.22
レーザーテック 30570 -510 -6.82
SMC 54960 -1930 -6.45
バンナムHD 4219 -63 -6.32
ソニーG 4147 -34 -5.68
荏原製作所 3788 -150 -5.01
コナミG 22255 -145 -4.85
安川電機 4921 -141 -4.71
京セラ 2230.5 -17 -4.55