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日経平均は116円安でスタート、三井海洋やファナックなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;50051.24;-116.87
TOPIX;3427.94;-3.53

[寄り付き概況]

 16日の日経平均は116.87円安の50051.24円と続落して取引を開始した。前日15日の米国株式市場は続落。ダウ平均は41.49ドル安の48416.56ドル、ナスダックは137.76ポイント安の23057.41で取引を終了した。次期連邦準備制度理事会(FRB)議長が率いるハト派寄りの連邦公開市場委員会(FOMC)を期待した買いに寄り付き後、上昇。その後、NY連銀製造業景気指数や住宅市場指数を受けて成長懸念が強まり、相場は下落に転じた。ハイテクセクターのバブル懸念が存続したほか、雇用統計を警戒した売りが重しとなり、終盤にかけても軟調に推移した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、米国で今晩、11月の米雇用統計、18日に11月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、18-19日には日銀金融政策決定会合が開かれることから、これらの結果を見極めたいとして引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。一方、日経平均は昨日、600円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。また、日経平均は50080円台に位置する25日移動平均線や、節目とされる50000円が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日はNSグループが東証プライムに上場した。

 セクター別では、非鉄金属、鉱業、情報・通信業、鉄鋼、化学などが値下がり率上位、輸送用機器、電気・ガス業、水産・農林業、サービス業、医薬品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三井海洋、安川電、フジクラ、ファナック、ソフトバンクG、信越化、古河電工、三菱商、イオン、NEC、キオクシアHD、ソニーFG、サンリオ、丸紅、レーザーテックなどが下落。他方、クボタ、りそなHD、スズキ、ディスコ、ソニーG、住友商、武田薬、ホンダ、トヨタなどが上昇している。

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