16日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり36銘柄、値下がり188銘柄、変わらず1銘柄となった。
15日の米国株式市場は続落。次期連邦準備制度理事会(FRB)議長が率いるハト派寄りの連邦公開市場委員会(FOMC)を期待した買いに寄り付き後、上昇。その後、NY連銀製造業景気指数や住宅市場指数を受けて成長懸念が強まり、相場は下落に転じた。ハイテクセクターのバブル懸念が存続したほか、雇用統計を警戒した売りが重しとなり、終盤にかけても軟調推移し、終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器が下落した。米株式市場の動向を横目に、16日の日経平均は続落して取引を開始した。その後、寄付き直後は売り圧力が先行したものの、ドル円相場が円安水準で推移となる中、輸出関連株など一部の買い戻しが見られた。市場では米国の重要経済指標発表を控え、手控えムードが午前の取引全般に影響し、明確な方向感のない展開となった。また、出来高は前日比でやや低調な推移となり、参加者の積極的な取引姿勢に慎重さが見られた。
大引けの日経平均は前日比784.82円安の49383.29円となった。東証プライム市場の売買高は22億4365万株、売買代金は5兆3138億円、業種別では空運業、パルプ・紙業、水産・農林業が値上がり率上位、非鉄金属、証券・商品先物取引業、鉱業などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は13.4%、対して値下がり銘柄は83.5%となっている。
値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約73円押し下げた。同2位はファナックとなり、ソフトバンクG、ファーストリテ、フジクラ、信越化、中外薬などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはテルモとなり1銘柄で日経平均を約7円押し上げた。同2位はダイキンとなり、アステラス薬、塩野義薬、電通グループ、日ハム、武田薬などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 49383.29(-784.82)
値上がり銘柄数 36(寄与度+30.25)
値下がり銘柄数 188(寄与度-815.07)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
テルモ 2317 27 7.22
ダイキン工業 19695 170 5.68
アステラス製薬 2126 16 2.67
塩野義製薬 2764 22 2.21
電通グループ 3370 42 1.40
日本ハム 6822 76 1.27
武田薬品工業 4518 37 1.24
花王 6290 31 1.04
セコム 5605 15 1.00
ヤマハ 1098 9 0.90
明治HD 3400 54 0.72
日本航空 2920 14.5 0.48
日清粉G 1872.5 12 0.40
キリンHD 2385.5 11 0.37
協和キリン 2585.5 10.5 0.35
大日本印刷 2726.5 10.5 0.35
ディー・エヌ・エー 2504 35 0.35
王子ホールディングス 842.2 10.2 0.34
日本精工 964.8 9.7 0.32
ANAHD 2966.5 70 0.23
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 19175 -275 -73.54
ファナック 5708 -367 -61.34
ソフトバンクG 16540 -290 -58.16
ファーストリテ 56570 -620 -49.74
フジクラ 16500 -1190 -39.78
信越化 4774 -205 -34.26
中外製薬 8269 -245 -24.57
イビデン 11375 -515 -17.21
東エレク 30970 -170 -17.05
三菱商事 3617 -163 -16.35
日東電工 3736 -91 -15.21
コナミG 21730 -440 -14.71
リクルートHD 8485 -135 -13.54
住友電気工業 6242 -390 -13.04
豊田通商 5214 -130 -13.04
安川電機 4567 -346 -11.57
レーザーテック 29445 -855 -11.43
ソニーG 4071 -68 -11.36
ニトリHD 2769.5 -114.5 -9.57
イオン 2357.5 -94.5 -9.48