17日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり92銘柄、値下がり132銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は反発。170.42円高の49553.71円（出来高概算11億5592万株）で前場の取引を終えている。
前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は302.30ドル安の48114.26ドル、ナスダックは54.05ポイント高の23111.46で取引を終了した。雇用統計の強弱まちまちの結果を受け、寄り付き後、もみ合い。その後、労働市場の減速を警戒した売りが強まり、ダウは下落した。ナスダックは連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ軌道が変わらないとの見方や議会下院が人工知能（AI）インフラを支援する法案を巡り承認に向け進展したことを好感し、終盤にかけ、プラス圏を回復。主要指数は高安まちまちで終了した。
米株市場を横目に、17日の日経平均は29.90円高の49,413.19円と3日ぶり反発して取引を開始。朝方にマイナス圏に転落したが、じりじりと下げ幅を縮小して前場中ごろにプラス圏に浮上した。昨日の米株式市場で主要指数は高安まちまちだったが、ダウ平均が一時470ドルを超す下げとなった後に下げ渋ったことが東京市場で一定の安心感となった。また、日経平均は昨日までの続落で1,400円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかった。
個別では、アドテスト、SBG、ファストリ、ファナック、東エレク、リクルート、イビデン、住友鉱、住友電、トレンド、フジクラ、東京海上、日立、ニトリHDなどの銘柄が上昇。
一方、中外薬、テルモ、HOYA、塩野義、ベイカレント、日東電、大塚HD、コナミG、エーザイ、ソニーG、KDDI、ネクソン、アステラス、ホンダ、セブン＆アイなどの銘柄が下落した。
業種別では、非鉄金属、保険業、電気機器などが上昇した一方で、水産・農林業、石油・石炭製品、陸運業のなどが下落した。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約77円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、ファーストリテ、ファナック、東エレク、リクルートHD、イビデンなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは中外薬となり1銘柄で日経平均を約8円押し下げた。同2位はテルモとなり、HOYA、塩野義薬、ベイカレント、日東電、大塚HDなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 49553.71(+170.42)
値上がり銘柄数 92(寄与度+311.17)
値下がり銘柄数 132(寄与度-140.75)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 19465 290 77.55
ソフトバンクG 16850 310 62.17
ファーストリテ 56920 350 28.08
ファナック 5829 121 20.22
東エレク 31140 170 17.05
リクルートHD 8585 100 10.03
イビデン 11645 270 9.02
住友金属鉱山 5924 310 5.18
住友電気工業 6390 148 4.95
トレンドマイクロ 6930 142 4.75
フジクラ 16640 140 4.68
TDK 2234 8 4.01
東京海上HD 5793 71 3.56
日立製作所 4961 102 3.41
ニトリHD 2806 36 3.01
DOWA 6970 433 2.89
SCREEN 12995 175 2.34
バンナムHD 4218 23 2.31
豊田通商 5236 22 2.21
日立建機 4636 65 2.17
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外製薬 8185 -84 -8.42
テルモ 2292 -25.5 -6.82
HOYA 23690 -310 -5.18
塩野義製薬 2714 -50.5 -5.06
ベイカレント 6475 -144 -4.81
日東電工 3708 -28 -4.68
大塚HD 9050 -130 -4.35
コナミG 21605 -125 -4.18
エーザイ 4499 -121 -4.04
ソニーG 4048 -23 -3.84
KDDI 2709 -9.5 -3.81
ネクソン 3746 -46 -3.08
アステラス製薬 2110 -16 -2.67
ホンダ 1573 -12.5 -2.51
7＆iHD 2176 -24.5 -2.46
ミネベアミツミ 3136 -73 -2.44
野村総合研究所 6045 -72 -2.41
セコム 5569 -36 -2.41
エムスリー 2006 -29.5 -2.37
京セラ 2222 -8.5 -2.27