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日経平均は453円安でスタート、ソフトバンクGや日製鋼所などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;49058.31;-453.97
TOPIX;3354.60;-14.79

[寄り付き概況]

 18日の日経平均は453.97円安の49058.31円と反落して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は下落。ダウ平均は228.29ドル安の47885.97ドル、ナスダックは418.14ポイント安の22693.32で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事のハト派発言で利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、オラクル(ORCL)の下落が重荷になり、相場は大きく下落に転じた。終日軟調に推移。終盤にかけて、翌日発表の消費者物価指数(CPI)への警戒感に加え、ハイテク中心に売りが一段と加速し下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.81%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.78%下落と、ダウ平均(0.47%下落)と比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、今日と明日に開かれる日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとして引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=155円70銭台と、昨日15時30分頃と比べやや円安・ドル高に振れたこが東京市場で安心感となった。また、昨日の日経平均が朝安の後は下げ渋る展開となったことから、相場の下値は堅いとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月7-13日に国内株を3週連続で買い越した。買越額は5283億円だった。今日はミラティブが東証グロースに上場した。

 セクター別では、非鉄金属、電気機器、機械、その他製品、銀行業などが値下がり率上位、鉱業、水産・農林業、石油石炭製品、陸運業、電気・ガス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG、アサヒ、レーザーテック、アドバンテスト、日製鋼所、フジクラ、住友電工、川崎重、東エレク、ファナック、ディスコ、日立、古河電工、イビデン、三菱重などが下落。他方、東電力HD、INPEX、リクルートHD、コマツ、SBI新生銀行、キオクシアHD、東京海上、NTT、三井住友、SBI、トヨタなどが上昇している。

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