18日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり108銘柄、値下がり114銘柄、変わらず3銘柄となった。
前日17日の米国株式市場は下落。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事のハト派発言で利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、オラクル(ORCL)の下落が重荷になり、相場は大きく下落に転じた。終日軟調に推移。終盤にかけて、翌日発表の消費者物価指数(CPI)への警戒感に加え、ハイテク中心に売りが一段と加速し下げ幅を拡大し、終了した。セクター別では家庭・パーソナル用品、エネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落。米株式市場の動向を横目に、18日の日経平均は反落して取引を開始した。前場序盤は米国市場でのテクノロジー株安を背景に売りが先行したほか、特に輸出関連株を中心に値を崩す場面がみられた。前場の取引では目立った買い材料に乏しく、日銀の金融政策決定会合を控えた様子見姿勢も散見された。
大引けの日経平均は前日比510.78円安の49001.50円となった。東証プライム市場の売買高は20億9342万株、売買代金は5兆1092億円、業種別ではパルプ・紙、水産・農林業、空運業が値上がり率上位、非鉄金属、電気機器、機械などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は65.3%、対して値下がり銘柄は31.2%となっている。
値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約172円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、東エレク、ファナック、ファーストリテ、フジクラ、イビデンなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはリクルートHDとなり1銘柄で日経平均を約21円押し上げた。同2位はベイカレントとなり、コナミG、KDDI、テルモ、ニトリHD、7&iHDなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 49001.50(-510.78)
値上がり銘柄数 108(寄与度+164.02)
値下がり銘柄数 114(寄与度-674.80)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 8849 217 21.76
ベイカレント 6744 274 9.16
コナミG 21780 260 8.69
KDDI 2712 19.5 7.82
テルモ 2340 27 7.22
ニトリHD 2888 69 5.77
7&iHD 2243.5 53.5 5.36
セコム 5667 66 4.41
エムスリー 2089 50.5 4.05
キッコーマン 1459 23.5 3.93
トレンドマイクロ 7005 114 3.81
信越化 4788 19 3.18
東京海上HD 5899 63 3.16
イオン 2418 31.5 3.16
ソニーG 4056 17 2.84
ダイキン工業 19635 85 2.84
京成電鉄 1291.5 56.5 2.83
三菱商事 3628 28 2.81
丸井G 3245 80 2.67
花王 6344 79 2.64
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 18805 -645 -172.48
ソフトバンクG 16125 -630 -126.35
東エレク 30310 -1010 -101.28
ファナック 5673 -154 -25.74
ファーストリテ 56390 -320 -25.67
フジクラ 15960 -565 -18.89
イビデン 11155 -505 -16.88
レーザーテック 28090 -1250 -16.71
第一三共 3341 -121 -12.13
ディスコ 44180 -1650 -11.03
アサヒGHD 1632.5 -99 -9.93
豊田通商 5116 -98 -9.83
住友電気工業 6080 -241 -8.06
ホンダ 1543 -40 -8.02
任天堂 10985 -195 -6.52
京セラ 2196.5 -22 -5.88
日立製作所 4812 -147 -4.91
安川電機 4396 -140 -4.68
横河電機 4920 -138 -4.61
伊藤忠商事 9303 -130 -4.35