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日経平均は386円高でスタート、武田薬やソフトバンクGなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;49387.71;+386.21
TOPIX;3372.42;+15.53

[寄り付き概況]

 19日の日経平均は386.21円高の49387.71円と反発してして取引を開始した。前日18日の米国株式市場は反発。ダウ平均は65.88ドル高の47951.85ドル、ナスダックは313.04ポイント高の23006.36で取引を終了した。11月消費者物価指数(CPI)の鈍化を好感し、寄り付き後、大幅上昇。その後、政府機関閉鎖による算出における制限で、データに懐疑的な見方も一部で広がり伸び悩んだ。しかし、マイクロンがけん引したほか利下げ期待にハイテクが大きく買われ、相場を支援し終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.38%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.51%上昇と、ダウ平均(0.14%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となった。さらに、日経平均は今週に入り昨日まで1800円を超す下げとなっていることから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、今日は日銀金融政策決定会合の結果が発表され、また、取引終了後には植田日銀総裁の記者会見が予定されていることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.0%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.0%上昇だった。今日は、パワーエックスが東証グロースに、ギミックと辻・本郷ITコンサルティングが東証スタンダードに、それぞれ上場した。

 セクター別では、非鉄金属、保険業、情報・通信業、ゴム製品、精密機器などが値上がり率上位、空運業、その他製品、パルプ・紙、証券商品先物、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、武田薬、ソフトバンクG、SBI新生銀行、住友電工、東エレク、フジクラ、IHI、日立、三菱重、トヨタ、富士通、レーザーテック、丸紅、東京海上などが上昇。他方、任天堂、キオクシアHD、第一三共、アステラス薬、三菱地所、ソニーG、ファーストリテなどが下落している。

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