19日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり170銘柄、値下がり54銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は反発。567.16円高の49568.66円（出来高概算10億854万株）で前場の取引を終えている。
前日18日の米国株式市場は反発。ダウ平均は65.88ドル高の47951.85ドル、ナスダックは313.04ポイント高の23006.36で取引を終了した。11月消費者物価指数（CPI）の鈍化を好感し、寄り付き後、大幅上昇。その後、政府機関閉鎖による算出における制限で、データに懐疑的な見方も一部で広がり伸び悩んだ。しかし、マイクロンがけん引したほか利下げ期待にハイテクが大きく買われ、相場を支援し終日堅調に推移した。
米株市場を横目に、19日の日経平均は386.21円高の49387.71円と反発してして取引を開始。その後も買い手優位の状況が続いてじり高基調になると、前場終盤には49500円を超えた。海外市場で米長期金利が低下したことが安心感となり、東京市場でも直近軟調だったハイテク株や半導体関連株に物色が向かった。また、日経平均は今週に入り昨日まで1800円を超す下げとなっていることから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかった。
個別では、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、アドバンテスト、フジクラ、リクルートHD、中外薬、ファナック、イビデン、ファーストリテイリング、豊田通商、トヨタ、KDDI、住友不動産、イオン、住友電気工業などの銘柄が上昇した。
一方、コナミグループ、TDK、ソニーグループ、任天堂、京セラ、アステラス製薬、三菱商事、日東電工、ダイキン工業、大和ハウス工業、SMC、塩野義製薬、セブン＆アイ・ホールディングス、エーザイ、第一三共などの銘柄が下落した。
業種別では、非鉄金属、情報・通信業、銀行業などが上昇した一方で、その他製品、水産・農林業、海運業などが下落した。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約157円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、東エレク、フジクラ、リクルートHD、中外薬、ファナックなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはコナミGとなり1銘柄で日経平均を約11円押し下げた。同2位はソニーGとなり、任天堂、TDK、京セラ、アステラス薬、日東電などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 49568.66(+567.16)
値上がり銘柄数 170(寄与度+638.18)
値下がり銘柄数 54(寄与度-71.02)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 16910 785 157.43
アドバンテ 19145 340 90.92
東エレク 31180 870 87.24
フジクラ 16550 590 19.72
リクルートHD 9035 186 18.65
中外製薬 8363 172 17.25
ファナック 5752 79 13.20
イビデン 11510 355 11.87
豊田通商 5228 112 11.23
ファーストリテ 56520 130 10.43
トヨタ自動車 3420 57 9.53
住友不動産 8057 193 6.45
イオン 2472 54 5.41
HOYA 23935 300 5.01
住友電気工業 6230 150 5.01
良品計画 3045 71.5 4.78
東京海上HD 5994 95 4.76
伊藤忠商事 9444 141 4.71
武田薬品工業 4624 139 4.65
三井物産 4540 69 4.61
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
コナミG 21425 -355 -11.87
ソニーG 4009 -47 -7.86
任天堂 10760 -225 -7.52
TDK 2204 -14.5 -7.27
京セラ 2180 -16.5 -4.41
アステラス製薬 2102 -15 -2.51
日東電工 3667 -12 -2.01
ダイキン工業 19575 -60 -2.01
三菱商事 3609 -19 -1.91
7＆iHD 2225 -18.5 -1.86
大和ハウス工業 5214 -53 -1.77
塩野義製薬 2723 -16 -1.60
SMC 53510 -470 -1.57
エーザイ 4545 -38 -1.27
ヤマハ発動機 1172.5 -11.5 -1.15
第一三共 3331 -10 -1.00
日本航空 2933 -28.5 -0.95
セイコーエプソン 1991 -13.5 -0.90
三井金属鉱業 16980 -270 -0.90
スズキ 2326.5 -6 -0.80